第14章 寵愛と溺愛✿保科宗四郎+α✿裏
私は鳴海隊長以外にも経験はある、それでも使ったことがないのだ。
中に出したことがあるのは鳴海隊長だけだが…。
初めて出された時は慌ててアフピルを飲んで、それからはピルを飲み続けている。
いつ中出しされるかわからなかったから。
鞄の中からピルを出して見せる。
「これ、なんの為に飲んどんの?生理の為やったらやめさせへんけど、ちゃうんやったら今捨てるで。」
「まっ、待ってください!それは医師に相談しないと!」
「生理やないんやな?飲み続けたい言うんやったらやめさせへんけど、結婚したい思っとる人が避妊の為にピル飲んどるの嫌なんやけど。」
け、結婚!?確かにそんなことよく言われてたけど、本気だったとは…。
でも、確かにもうこれは必要ないかも。
「や、やめます…明日病院に行って相談します。でもたぶん1シート飲み切ってからじゃないと…。」
「ん、ええ子。僕ら、婚約者やな。」
驚いて彼を見ると幸せそうに笑っていて何も言えなかった。
彼女から婚約者に昇格しました。
明日、非番でよかった…。