ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】
第6章 それぞれの想い
ドーン!!!っと爆発音と共に怪獣が後方へと傾く。
『宗ちゃん!!!』
怪獣の手から逃れ、地面に着地する。
「僕はこの基地の副隊長、、、あの人につなぐのが務めや」
『そ、、、副隊長!!』
「、お前は少し休め!」
フラフラになりながらも僕に駆け寄ってきてくれるに休めと伝えるも、、、
『でも!』
「でもやない!この身体でどないできるんや、足手纏いになる。休め、いいな」
『ッ!、、、、はい、、、』
少し落ち込む表情をしたが、素直に後方へと下がる。
「(キツイ言い方してすまんな、ようやった。)さてともうひとムチャすんで〜」
彼女が少し離れたのを確認し、再び飛び出した。
四ノ宮や斑鳩たちの援護もあり、核が露出したのだ。
「お前ら再生のいとまを与えるな!」
動け!動け!思考を止めるな、、
あと5秒でいい、、、
動かんかい、身体ー!!!!
斬って、、斬って、、斬ら開け!!
それだけが僕の、、、存在証明や!!!
「お前、、、喧嘩売る相手間違うたで、、、ッ!」
『ッ!宗ちゃん!!!』
の声が聞こえた気がした。
一瞬の出来事だった。
身体が押されたような感覚のあとすぐに爆風に飲み込まれたのであった。