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ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】

第7章 *後悔


今度は宗ちゃんが真剣な顔つきになった。

明日カフカさんが有明りんかい基地に輸送されることが決まったとのこと。

『カフカさんは、、、どうなるの?』

「僕にも分からん、、、、そやけどアイツには帰って来てもらわなあかん」

『宗ちゃん、、、』

「僕のをこんなに泣かせたんや。僕とやり合った時も手抜いてたし、、、今度は本気でやってもらわなあかん」

『私、、、父に頼んでみます!カフカさんのことなんとかならないかと、、、』

「それはあかん」

『どうして!?』

ダメだと言う彼に理由を問えば、、、

「今回の問題は大きすぎる。万が一外部にこのことが漏れれば市民はパニックに陥る。の両親のことは信頼してる。そやけど、この事実は外に出すべきやない。分かるな?」

『ッ、、、はい』

父に言ってカフカさんの処分が免れたとしても宗ちゃんの言うとおり、外部にこのことがバレた時が大変だ。

市民はパニックになる。
隣の人が怪獣かもしれないと、、、。
不安とパニックが起きる。

最悪の場合人間同士が争うことになるかもしれないのだ。

彼の考えの方が正しい。
宗ちゃんが凄く大人に見えた。

それと同時に自分はまだまだ幼稚なんだと実感した。

だから、、、、

『私、、、もっと強くなりたい』

「僕ももっと強うならんとな、、、、アイツに負けるわけにいかん」

カフカさんを守れなかった後悔、、、

二度とこんな後悔をしたくない。

大切な仲間を、、、、失いたくない。

だから私は強くなるんだ。


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