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ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】

第2章 宣戦布告


「四ノ宮、、、、」

そうだった、首席である彼女もまだこの場にはいなかったんだ。

よかった、無事で、、、、。

たまたま彼女と目が合うと凄い勢いでコチラに向かって歩いてくる。

(え?なんか怒ってる、、、?)

なかなかの迫力で迫り来るので私の周りにいた人も1歩下がる。

ゴクンッと息を呑み込んだタイミングで彼女の口が開いた。

「、、、この前はありがとう」

『へ!?』

「あの時よ!あの時アンタが来てくれてその、、、助かったわ。でも今度はあんなことにはならない!私が守ってあげるわ!」

差し伸べられる手を握り返した。

『私だってあの時より強くなる!キコルちゃんに負けないくらい!』

「上等よ!それでこそ私のライバルだわ」

ガチャっ

今度こそ日比野さん、、、!?

ではなく亜白隊長だった。

つまり、彼は落ちてしまったのだろう、、、

そして始まる隊員任命式、、、

『ッ(日比野さんがいたから、、、私、、生きてるのに)』

日比野さんには受かってほしかったな。

あんなにボロボロになりながらも戦っていた彼の姿を陰ながら見ていたから、、、ピンチになった時現れた彼の笑顔に安心したから、、、余計に残念だった。


のだが、、、、

ガチャッ

「すーみーませーん、、途中参加で失礼します」

小声でそろーっと入ってきた彼の姿を見て私は否、会場にいた皆んなは、、、

『ッ!(日比野さん!!)』

「ハッ!」

「おっさん!?」



驚き、、、喜んだのであった。




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