ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】
第2章 宣戦布告
「あっ!!!」
『あかり!よかった!!』
あかりとの再会、そして見覚えのあるメンツになんだかホッとした。
その中に彼を見つけたので、お礼を伝えようと近付いた。
『市川くん!』
「さん!」
『この前は助けてくれてありがとう。これから宜しくね!』
「いえ、ご無事で何よりです!はい、宜しくお願いします!」
そして私はもう1人お礼を言わなければいけない人がいた。
でもその人はこの場にはいない、、、まさか、、、
『市川くん、、、ひび、、、』
市川くんにその人は合格したのかと聞こうとした時だ。
「ちょ、レノ!お前いつからさんと仲良くなったんだよ!ずりぃぞ!!ンッン!俺は古橋伊春だ!宜しくな!」
『です。古橋くん宜しくね!』
「伊春って呼んでくれ!ちゃん!」
『ふふ、宜しくね!伊春くん!』
眩しすぎる笑顔を向け手を差し伸べる彼の手を握れば、突然鼻を抑え込む伊春くん。
どうしたのか訊ねようとすると、、、
「俺のことも、、、レノって呼んで欲しいです。さん」
『も、勿論!それより伊春くん大丈夫??、、、へっ?』
問題ない!っといつの間にか鼻にティッシュを詰めた彼は元気に返事をする。
良かったとホッとすると私の周りには沢山の人が、、、
"俺のことも、、、!"
"私のことも、、、!"
"是非下の名前で呼んで下さい!!"
あまりの圧に押され、、、
『へっ!?あ、う、うん!勿論!』
ガチャッ
もしかして、、、日比野さん、、、