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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第7章 とある夏の夜




ガチャ…

着替えてから
寝室の部屋の扉を開けると

〇〇さんと黒崎さんが居る。

〇〇さんも着替えていて、
シルク素材の濃い青色の
キャミソールと短パンに
白色の着圧ソックスが太ももまで伸びている。

部屋着とセットになっているこれまた
シルク素材の羽織を着て
私たちに対して気持ち程度の防衛をしているが
逆にそそる…っていい加減分からないですかね。

『これで…この線を接続…と』

意外と機械が得意な〇〇さんは
テキパキと寝室をシアター室にしていく。
目の行き場に困っている黒崎さんが
明後日の方向を向いたまま

「手伝わなくて大丈夫か?」

と言われていますが…

『うん!平気~
意外とこういうの得意なんだよぉ』

と一通り作業が終わった様子。

ピッ

とリモコンで
プロジェクターを点けて

黒崎さんからDVDを受け取り、
デッキに挿入する。

ウィィィンという
ロード中の音が聞こえ

私と〇〇さんはベッドに上がって
正面の映像を観る。

『トッキー、ワクワクするねっ//』

なんだか修学旅行のような
ヒソヒソっとした声色で
私に耳打ちする。

「ええ。^^」

歳上だと言うのに
なんだか微笑ましい。

黒崎さんが、寝室に備えられた冷蔵庫から
私たちの飲み物をとって、
はい。と渡し、ベッドに座る。

黒崎さんが
ベッドの中央へ上がってくると同時に

ガチャ…と
レンとカミュさんが入室してくる。

扉を開いてすぐ、ベッドの真正面に
映像が映し出されているのを確認したレンが

「ヒュ〜
いいね。
とってもワクワクする。」

と〇〇さんと同じ思考。

『だよね!』

「内容は面白いんだろうな。」

カミュさんが黒崎さんに
挑戦的な眼差しを向けていますが、

喧嘩になる前に

『ベッドに背もたれて5人並べるかな~…
どういう並び順に…』

と、〇〇さんが口にした途端…

シュバッと
ものすごい速さで

〇〇さんの隣に移動するカミュさん。

「俺はここだ。」

『ミューちゃん....』

これには流石に〇〇さんも呆れている様子。

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