第7章 とある夏の夜
全員が翌日オフという珍しい日。
夕飯も食べて
ゆったりモードの4人に
黒崎がこう言う。
「あのよォ…
映画の主役が決まった。」
『えーっ!?おめでとうー!』
と全員がお祝いモードに変わる。
「それで、
シリーズになってるから
前作のDVD貰ったんだが、
どうせなら全員で観ねえ?…」
とstaffに借りたのだろう、
透明のケースに入れられて
ささっとマジックでタイトルの書かれた
DVDを取り出す蘭丸。
『うわぁ!楽しそう!
寝室にプロジェクターあるから
シアター室にして観よ〜!』
ソファから立ち上がって
すぐに階段に向かって
歩き出す〇〇。
「いいですね^^
明日オフですから
多少遅くなっても問題ありませんし。」
「確かに…映画館で観るのもいいけど
4人でレディを囲んで観る方が絶対楽しいよね^^」
「では、そのまま寝られるように
部屋着に着替えてくる…」
「最近暑いからな。…」
〇〇の後ろをゾロゾロと
ついていく男たち。
『本当、そうだよね。
私ももうちょっと薄着に着替えよ…』
パタパタと手で顔を仰いで
暑さをアピールする〇〇
2階に上がって
パチッとリビングの照明を切り、
各々自室に戻っていく…
そんな…とある夏の夜のお話…
※トキヤ視点のストーリーです。
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これから、
スピンオフ的に「とあるシリーズ」
も作って行こうと思います。
本編とはまた違った
ほんわかした日常をお送りします。