第6章 穢れた過去
「あ、ごめんねレディ…( ˊᵕˋ ;)」
『う、ううん、…//』
「で、では…ダイニングの方で
待ってますね…( ˊᵕˋ ;)」
『うん。
じゃぁ…』
ガラッ…
レンとふたりで
洗面室を出ると
黒崎さん達が
廊下で待っていることに気づく。
「…フン…許せない…とか
何とか聞こえたが…?」
カミュさんが
レンの方に鋭い視線を向けます。
「…そりゃ、
自分の大切な人に
あんだけの痕を付けられて
平気な男がいるわけないよね。^^」
笑顔ですが、目の奥が笑ってないレン。
「まぁ…俺も立場が逆なら
そうなると思うわ」
と、黒崎さんが
カミュさんの肩を叩いて
全員でリビングの方へ戻ります。
**
カミュside
4人でリビングで
〇〇を待っていると…
ガチャ…と、
ダイニングの扉が控えめに開き
ひょこっと〇〇の首から上だけ見える。
「?…どうした?」
黒崎がなかなかこちらに来ようとしない
〇〇にそう言うと
『ひ、菱から…もらった部屋着
着てみたけど…
なんか…ちょっと…違うかも…///』
扉に隠れて恥ずかしそうにしているが
今更何をそんなに恥ずかしがることがある…
「どうしたんです?」
一ノ瀬が扉の向こう側の〇〇の
様子を見に行き、
『こ、これ…ちょっと変だよね…////』
「ん、なっ!?
ど、どこでこんなっ!?
…というか、なんで着てみたんです!?///」
一ノ瀬の反応だけが
扉のこちら側で見えているが、
余計に気になる。
『っ…だって、皆、噛み痕気にするから
これなら隠れるかも…と思って…/////』
「そりゃ、目立たなくはなってますけど…///
破廉恥すぎますよ///」
痺れを切らして
「なんだと言うのだ…」
あとの3人で
2人の元に行くと…
ボディストッキングというのか、
とにかく卑猥な格好をしている。
下着の上から全身網タイツを着ているようだ。
脚はガーターベルト風で、
腰から上はくびれ部分がざっくり開いている
胸元はあえて詰まっていて、逆にそそる。
柄が付いていたり、お洒落さもある。
「…レディ…どうしたの…これ//」
詰め寄る神宮寺から
後退って、逃げようとする〇〇
『あ、…えと、その…
帰り際に菱に貰ったから…
着てみました…//』