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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第6章 穢れた過去




「……なにか、あったんですか?」

探りを入れると…

「いや、彼女と別れたんです。

今回の1件で…
ちょっと彼女のこと…
女として見れなくなったというか……

彼女よりも、
素敵な人に出会ってしまったというか…//」

「えー?♡
それって、私ってことであってます?^^」

なんて、馬鹿な女のフリ…
何だこの男。クソだな。

つまりは、
ストーカーに何かされたかもしれない女は
抱けないっつーことね。
ほんと、最低。

「う、うん、…//」

「へぇ…それって、
私が男でもいいってことで、いいんだよなぁ?」

と、男らしい声を出して威嚇する。

「は、はぁ!?!?
おまっ、男!?

うわっ、最悪、
ヒール代返せこの野郎。」

すると態度を豹変させるクソ男。
〇〇の男の見る目にはゾッとする。

「アンタのせいで折れたんだから、
アンタが買って当然なんだよ!」

と、言い放ってそこのコーヒー代も出さずに
そのカフェを出る。
去り際に
「あいつも、あいつだよなぁ。
マシな友達1人いやしねぇ!」
と聞こえてさらに腸が煮えくり返る。

その足取りで病院に戻る。

ガラッ…

扉を開けると

珍しく〇〇が窓際に立っている

「あれ?…寝てなくていいの?」

って、さっきの買い物袋を
椅子に起きながら聞くと

『うん。
菱は…そっちの姿のとき、
本当に綺麗だね…^^』

って笑ってくれる。

さっき、クソな男とはいえ、
彼氏と別れたばかりだと言うのに…
なんて健気でいい子なの…

**

その後、順調に回復してきた彼女は

『菱、私、独立する。
もう忙しく動き回るのやなの…

一緒に着いてきてくれる?』

と、かなり前向きになっていた。

「もちろん!」

私は二つ返事で返す。

『副業も少しづつ
軌道にのせて……

2人で頑張ろう?』

「うん!」

**

「…っていう、涙の物語があるわけ。」

「……で?
肝心なところが分からんな。

そんな仲のいいお前を
なぜ、あやつは隠そうとした。」

「……まぁそうね。
…私が…あの子の彼氏に
手を出しまくってるから…
とでも言うのかしら……」

「…なんだと?」

少し警戒心を強める2人。

「さっきも言ったけど、
あの子、男を見る目全然ないの…

特にあの子から
好きになった相手は全然ダメね。」

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