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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第6章 穢れた過去



「じゃあ、昨日のこの行動は
どう説明しやがる。

なんの意図があって
肩を抱いて腕を組む必要がある」

と黒崎が割り込んでくる。

「はぁ?
なんでそんな偉そうな人に
教えなきゃなんないんですかァ?」

「チッ…上等だよ。
力ずくで聞いてやる」

『ちょっ、ちょっと待って3人とも( ˊᵕˋ ;)』

ガタッと立ち上がる黒崎を
何とかなだめる〇〇。
すると、


ガチャ…

「ただいま~…」

と、一ノ瀬と神宮寺が帰ってくる。

『あっ、お帰りなさい( ˊᵕˋ ;)』

このカオスな状況を
瞬時に把握したのか、

「もしかして…
この人が〇〇ちゃんの秘書…なのかい?」

と、神宮寺が俺達に話しかける。

「えっ!?えーっ!?
レ、レン様っ!?
アナタ、ST☆RISHとも付き合ってるの!?」

『う、うん、…

神宮寺レンさんと、
一ノ瀬トキヤさんです^^』

と、〇〇の肩を揺する。
俺はその手をステッキで払い除け
触るなと威嚇する。

「へぇ…」

なにか、品定めをするような
目付きをされてようやく理解する。

こやつ、俺たちを見定めている。
〇〇に相応しいかどうか。

「あの…状況がいまいち…

写真の姿と今の姿…
どちらが素…なんでしょうか?」

一ノ瀬が会話に割って入り、

視線が女男に集中する。

「この姿が本当だし、
中身も女…つまり、
好意の対象は貴方たちオトコ…よ♡」

と次は一ノ瀬にウインクしてキスを投げる。

ピシッと石のように固まっている
一ノ瀬に

『あっ!もう!
見ちゃダメ!』

と、〇〇が目隠しをする。

「ほーんと、
〇〇ちゃんは面食いだよねェ…
こう次から次へといい男をホイホイと…
でも、中身は…クソなことが多いのも事実よね」

『うっ…そんなこと…っ//』

言い返そうとするが、
何も言い返せない様子の〇〇

俺たちよりも
〇〇の過去のことを詳しく知ってそうな
この男の話を…少し聞いてみたくなった。

俺たち4人は目配せで
会話をして、

神宮寺と一ノ瀬が〇〇を
2人の荷解きの手伝いと称して
ランドリー室に連行する。

渋々〇〇も2人に着いていく。

そして、〇〇がいる前では話し辛そうにする
この男を1人にした。



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