第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方
『う、うん、…
今ランラン、手が離せなくて私が…アッ!?//』
その時ブブブブ…
とナカの玩具が振動を始める。
私は自分が思っていたより
身体中の痛みにより
敏感になっていて
今まで4人以外に感じたことない
感覚に襲われる。
「〇〇さん?大丈夫ですか?」
トッキーの心配そうな声が聞こえて、
『あ、うん…っ、ちょ、…とっ、
バタバタ…して…て、っ、』
今日は電話できない
ってあと一言。
それがわかってか、
グチュン…グィングィン
『っ、はぁっ…////』
また別の玩具が挿入される
ナカのローターとぶつかり合って
予測不能な動きに
つい声が出そうになるのを
必死に唇を噛んで我慢する
ランランが玩具で遊んで
ミューちゃんがずっと
携帯を私の耳につけたまま離さない。
「ほら、早く話せ。」
『っ…ふ…//』
「バロン…横にいるの?
ていうか、
レディになにしてるの。
何かしてるでしょ。」
レンくんの声色が変わったのがわかる。
「ふっ…こいつへの仕置だ。
俺たち4人の他にも、男がいるみたいなのでな。」
『あっ、い、ない…ょ…』
「何かの間違いじゃ…」
「…今写真を送ってやろう」
『あっ、まっ…』
明日、最終日なのに、
2人に変な心配かけたくない!
「なんだ?レン達には知られたくないのか?」
『ちがっ、
変な心配…かけたくない…のっ』
「フン…物は言いようだな。」
『…あっ、も…許して…や…だ…//』
「なにこれ…」
電話の向こうで
2人が写真を見てしまったとわかる。
「…〇〇さん…貴女…」
トッキーの声色に軽蔑が混ざる。
『…っ、やだ…
うぅ…も、…離して…グスッ…』
全部裏目に出てる。
どうしたらいいの。
「これでもまだ、会わせねーつもりか」
ランランに頭突きに近い強さで
顔を近付けられ
もう観念する。。
『う…わ、かっ…た…
から、1回…とめ、て…っ、//』
すると
「?どういうこと?」
レンくんの声が聞こえて
「こやつが、
絶対に男として見てないから
信じてくれというのだが、
会ったこともない男を
信用出来るわけあるまい。
なので、まずは会わせろと言ったのだ」
私の玩具を止めて欲しいという願いは
聞き入れて貰えず
会話が進んでいく。