第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方
『あっ、…それ…』
2人が菱と私の関係を疑っていると
分かって、
『ち、ちが…ぅ』
違うよ、勘違いだよ。
ストーカーを警戒したカモフラージュだよ
って、色々言いたいけど
2人の目に怯えて
上手く言葉が出てこない。
「違う?何がだ…
これは貴様ではないと?」
『あ、いや…私…
けど、その…菱は…その人は秘書で…』
「アァ?お前…秘書は
男じゃないって言ってたろ。」
『あ、うん…その…
男と思ったことない…というか…』
「はぁ…呆れてものも言えんな。
では貴様の秘書は生物学上は男…なのだな。」
『は…はい…』
「お前…俺たちに嘘ついてたんだな。」
『あ、でも…ほんとに…
菱とは絶対になにもないから。』
「では、その男に聞いた方が早そうだな。
早く呼びつけろ。」
『あ、そっ、それは…や…です…』
菱と会わせて話をすれば
多分誤解だってわかってくれると思うけど
でも、私が菱に会わせたくない…
「なに?」
せっかくの譲歩を、
とでも言いたげに
私の方を睨むミューちゃん。
「やっぱり、俺たちに言えねー関係なんじゃねーか。」
『でも本当になにもないの…
し、信じてほし…い』
身体中の歯型と
2人からの鋭い視線に
ツキツキと全身が痛む。
すると…
ブブッ…
とランランの携帯が振動して
レンくんから電話がかかってくる。
「フッ…じゃあ、
お仕置の続き…ヤるか。」
『あっ、も…
噛むのは…フルフル』
首を横に振って嫌だって意思表示をするけど
「もう…噛むのはやめた。
次は犯す。
酷くするから、
誰にでも股開く女じゃないって証明しろよ。」
『っ…!?//』
その言葉と同時に
ガバッと開脚させられ
グチュンとなにかが挿ってくる。
声…絶対出しちゃダメなやつだ。
4人以外に感じないって証明して、
信じてもらうしか…
菱に会わせられない私は、方法がない。
「では、神宮寺にテレビ通話はできんと
言ってやらねばな…」
『う、うん、…』
ランランが携帯の通話ボタンをスライドし、
「蘭ちゃん?…
何かとトラブってる?
いつまで経っても3人がこないから
イッチーと心配してるんだけど。」
『あ、レンく、…』
「あれ?レディ?
これ、蘭ちゃんの携帯じゃ?」