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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方



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こんな感じで5日が過ぎ、
明日には2人が帰ってくる。

ワクワクで仕事をしていると

「なんだか今日は空気が柔らかいですね…」

なんて菱に言われて

『ふふっ…わかる?♪』と答える。

「そろそろ同居人の皆さん…
紹介してくれてもいいのに…
後からあらぬ誤解が生まれても知りませんよ?」

『あらぬ誤解ってなに?』

「私と一緒にいるところを見られでもしたら…」

『…?
なんで菱と一緒にいるとこ見られたらダメなの?』

貴方ただの秘書でしょ?って顔をすると

「はぁ…」とため息をつかれる。

『??』

「そろそろお帰りになりますか?」

と言われ、
時計が16:10となっていることを確認する。

『うん!
帰ろ〜( ¨̮ )』

「かしこまりました。
では車を下に回してきます。」

『あー、いいよ!
一緒に降りる!』

バッと周りの荷物を持って
菱の後を追いかける。

廊下を歩いていると

「あの…ちなみに
同居人の皆様には
この会社のことをなんと言っているのですか?」

と、菱が質問してくる。

『ん?…
縫製会社で社長やってるって言ってるよ?』

「わ、私のことはなんと?」

エレベーターホールに着いて
菱がボタンを押してくれる。

『菱?社長だから1人秘書が居るよって
言ってるくらい?』

「そ、そうですか…」

『ねぇ、菱、なんなの?
うちの同居人が気になるの?』

チン…

とエレベーターの到着音が鳴り
2人で乗り込む

「あ、いえ( ˊᵕˋ ;)
もし、遭遇した際に
どれくらい話を合わせた方がいいのかと思いまして」

『あ、あー…なるほどね。
普通に社長秘書って言ってくれたらいいよ?
まぁなるべく会わせたくないけど…』

「それ、なんでなんです?」

『…言わない。』

そりゃ、
現役アイドルと付き合ってるなんて
言えるわけないでしょ。

「…えー…」

チン…

地下の駐車場があるフロアに
エレベーターが到着し、
話題を変える。

『ま、まあいいじゃん。
そうだ!今日はここのパン屋寄って欲しい!』

「あっ、ここ…」

『行ったことある?』

「とても美味しいですよ。
特にクリームパンがオススメなんです。」

『えっ!?ほんと!?
絶対クリームパンにする!』

なんて言いながら
クリーニングの車に2人で乗り込み出発する。

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