第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方
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テレビとカメラを接続して
テレビに2人が映るようにセットする
時間が19:52となっているのを見て
グループチャットの通話をオンにする
こっちの映像が流れていることを確認して
ミューちゃんとランランの間に座る。
2人はそれぞれ
私の買ってきたケーキを
ソファで頬張っている。
「流石…ここのケーキを買ってくるとは…
また、苺を口移ししてやろうか?」
と、こちらの顔を覗き込んでくる
ミューちゃんに
『まだそんなこというの?
この前懲りたんじゃないの?(>ㅿ<;;)』
と、ぷいっとすると
「あんな変態ほっとけ。
俺が食わしてやろうか?
あーん…」
と、ランランが
フォークでケーキを口に持ってきてくれる
それならいっか…と
『あーん…パク…
ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”…
おいひい〜♡
柑橘系のタルトもいいねぇ』
「むっ…なぜ、黒崎のは食べて
俺のは食べない…」
『ミューちゃんも
あーんにしてくれたら
食べてあげる』
「フン…あー…」
と、不服そうに
ケーキをあーんしてくれる
『あーん…パク…
モグモグ…
んー、おいしい♡
苺もやっぱり美味しいね』
「…//」
とミューちゃんを見つめていると
「もしもーし…
聞こえますー?」
って、トッキーの声が聞こえる。
『わっ、トッキー!
お疲れ様っ♡
聞こえてるよっ!』
画面を見ると
テレビいっぱいに
ベッドに座ったトッキーが映る。
「お疲れ様です^^
何事も無かったですか?」
『もう、心配性…( ー̀εー́ )
何も無かったよ!
ね?ふたりとも?』
「あぁ。」
「こやつが何の連絡もせず
男と夜遅くまで
仕事をしておった…くらいか。」
『なっ!語弊あるよ!それ!』
「なんですか、そ…」
「気になる会話から
はじまってるね〜^^」
と、トッキーが話していると、
画面と同じように
レンくんが割り込んでくる。
レンくんは1人がけのソファに
足を組んで座っている。
『あっ!レンくんもお疲れ様〜♡』
「お疲れ様レディ。
それより男と仕事って?」
「ただ、仕事でトラブって遅くなって
連絡出来なかったのを
こいつがいつまでも
引きずってるだけだ。
職場なんだから男も居るだろ」
私の代わりにランランが答えてくれる