第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方
『ね?
ミューちゃんからキスして?
お帰りって…
それとも…ランランの方から…ンンっ///』
ランランの名前を出した途端
負けず嫌いを発揮するミューちゃん
今まで怒っていたくせに
優しく労わるようにキスしてくれる。
ほんと…素直じゃない…
「ん…お帰り。」
『うんっ!///』
それからタタッとランランの方に駆け寄ると
ランランも手を軽く広げてハグで迎え入れてくれる。
ギュゥッと抱きしめ合って
チュゥっとキスする。
『ふ…んんっ////』
「んっ…お帰り。
疲れてんだろ?
…トラブルか?」
少し心配そうに
私の頬をスリスリと撫でてくれる。
『…ん…
ちょっと大変だったけど、
2人に会えたから
今平気になった…//(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”』
とその手にこちらからも擦り寄ると
チュ…
とおでこにキスされる
「お前はホント…///
夕飯まだかかるから、
風呂入ってこい。」
『うん…ありがとう//』
「そういえば、グループチャットみたか?
トキヤから20時に電話するって連絡きてたの」
『うん。みたよ!
楽しみ〜!
じゃ、お風呂行ってくるね!』
パタパタとダイニングをあとにして、
癒しのバスタイム。
そのあとランランの美味しいご飯なんて、
贅沢&幸せすぎ〜(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
**
夕食を済ませて
ランランと食器を洗っていると
もう19:30になってることに気づく。
そういえば、ツアー…どうだったんだろ?
2人が居ないことを思い出して
ちょっと寂しくなっていると
ミューちゃんが
流し台の前に立つ私を
後ろから抱きしめ、
「ST☆RISH…初日から
好調みたいだぞ…」
と、スマホの画面を目の前に持ってきて
ニュースを見せてくれる
『うわぁ、ほんとだ…//
あっ、今レンくん映った!
あっ!今トッキーも!
待って、ふたりが同じ画面にいる!
すごい〜!///』
感激していると
「ハハッ!
なんか、俺たちの時も
そうやってくれそうで
ニヤけちまうぜ。」
「ふっ…目を輝かせて、
俺たちの前だと言うのに、
遠慮という言葉を知らんのか。」
『うっ、ごめん…なさい…( ˊᵕˋ ;)
でも、元気づけようとしてくれたんだよね?
ミューちゃん、ありがとう( ¨̮ )』
「うむ。構わん。」