第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方
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「じゃあ行ってくる。」
チュ…ギュッ…
『ン…ランラン…
行ってらっしゃい…//』
「また帰る時間に連絡する…」
チュ…ギュッ…
『んっ…うん。
ミューちゃんも気をつけてね。』
2人が先に出発するため
お見送りのキスとハグ。
「レン、トキヤ、
頑張れよ!」
と、後輩2人のことも気にかけるランランは
いいお兄さんだ。
「うん!ありがとう!
蘭ちゃんたちも、
〇〇ちゃんのこと、よろしくね^^」
「当たりめーだ。
俺たちの心配してんじゃねぇ。」
「ふふ…行ってらっしゃーい٩( ¨̮ )」
パタン…
「レン、そろそろ私たちも…」
「ん…だね。」
『あ、食器私片付けるから
置いたままで大丈夫だよ?』
食器を片そうとする2人にそう言うと
「本当?…ありがとう…
今日…仕事って言ってたけど…
…どんな仕事?」
と、片付けを始めた私に
こんなことを聞くレンくん。
前にグラビア撮影のことを黙ってて、
雑誌が出ちゃった時
4人からのお仕置でとんでもない目にあった…//
『ふふ…今日は副業の方だから
芸能関係のお仕事じゃないよ?』
というと
「本当…ですよね?」
とトッキーまで不安げな顔。
『本当!今A社のデザインした衣装
についての手直し依頼が殺到してて
そっちの対応が忙しくてバタバタなの…』
「A社…ってうちもよくお世話になってる
デザイナーの会社だよね。」
「え、ええ…」
『と、とにかく!
縫製のお仕事だから大丈夫だよっ!』
「それならいいけど…」
『もう!私のことはいいから
2人は今日からのツアーのことだけ考えて!』
と私は2人を階段の方に追いやって
自室に戻るように促す。
「分かりましたよ…( ˊᵕˋ ;)」
と素直に上に上がる2人。
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食器を片付けて
タオルで手を拭いていると
キャリーケースを持った2人が降りてくる。
「今家の前に着いたって
マネージャーから電話がありました。」
「今日は俺もそっちに乗せてもらうよ^^」
「ええ^^」
なんて言いながら降りてくる。
ほんと、ST☆RISHは仲が良くて
安心するなぁ…