第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方
「何がすごいんですか?」
と後ろからトッキーの声が聞こえて
ぎゅうっと抱きしめられる。
『わっ!?
ビックリしたぁ( ˊᵕˋ ;)』
「クスッ…肩を震わせて…
可愛いですね…//」
『ねね、みてみて!
ST☆RISHのツアーのニュースやってる!』
「本当だ…
クス…まだ前夜だって言うのに…
ありがたいね…」
とレンくんの声が聞こえ、
ギシッとソファが沈む
『ねっ、地方から来たファンの子たちが
明日のために会場下見に来てたり、
もしかしてST☆RISHのリハやってないか
見にきてる子もいたり…
みんな色々だけど、
こんな夜遅くまで…本当にすごい…』
「貴女のファン心理への理解の方が
凄いですけど…//」
『ふふ。だって私も
どちらかというと
ファンに支えてもらって生きてる人間だから…
大切にしないとだよね♡(。☌ᴗ☌。)』
「クスッ…そうだね。
レディの人間性ができすぎてて、
なんで彼氏4人なんて言う
非モラルなことしてるのか
分からなくなるよ^^」
「確かに…( ˊᵕˋ ;)」
『…えへへ…(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
あっ、次は皆の過去のライブ映像だ。』
メンバーの歌ったり踊ったりしている
動画が数分流れる。
『うわぁ…
すごいなぁ…
かっこいいなぁ…//』
テレビに映る
キラキラのST☆RISHをみて
率直にそう言葉にすると
「へぇ…
レディでもそんなに
目を輝かせることがあるんだね…//」
「誰を見て…そうなるのか…
なんて聞くのは野暮でしょうか…」
『トッキー、教えて欲しい?』
上目遣いでトッキーを見つめると
「…///
念の為…はい。」
少し顔を赤らめるトッキーの
耳元でこそっと
『もちろん、トッキーと、レンくん♡』
と言うと
「…////
だと思いましたけど…////」
だって。
素直に嬉しいって
言ってくれてもいいのに〜( ー̀εー́ )
「トッキーは嬉しくないのかい?
俺は…実はシノミーとかが好みなんじゃないかと
疑ってたけど…」
『ギクッ……(=_=)』
ヤバい…実はちょっと
四ノ宮さんの歌、好きだったりする…。
トッキーとのシャッフルユニットでの
曲を聴いた時、
この歌好きってなっちゃったのがきっかけ。