第4章 baby my strawberry
『っ、もぉやだぁ///』
少し涙目の彼女の口に
ストロベリーを咥えさせる
『…ンっ…!?//』
「レディ…噛んじゃだめだよ?」
バロンもいつの間にか隣にきて
レディのストロベリーを咥えた
蕩けた顔を見つめる。
何されるのか…と不安気なレディが
俺たちのS心に火をつける
俺はレディを再びソファに縫い付けて口付ける。
『ンンっ/////』
但し、ストロベリーを口移しで
奪いながら………
潰れた果実と俺の舌とレディの舌が絡み合い
甘く濃厚なキスに変わっていく
チュ…クチュ…ジュル…
『んふ…ぁ、……レ、レンく…っ///』
そろそろやめてと
レディが俺の体を退けようとするけど
ビクともしない。
しばらく堪能してから
口を離すと
ストロベリーの香りと
唾液の引いた糸が残る。
「ふっ…可愛いね…//」
そして2人見つめ合い
チュ…と軽くキスをする。
すると、
「神宮寺。
貴様のパフォーマンスは
それで終わりか?」
とバロンが横から割って入ってくる。
「クス…ドラマみたいなセリフ…」
「当たり前であろう。
これは消毒などでは無い。
言わば口直しだ。
……俺たちにとってはな。」
何かをしでかしそうな
バロンの言葉に
〇〇ちゃんが恐る恐る…
『ミュ…ミューちゃんも…?
何かあるの?』
と聞く。
でも、バロンは何も答えない。
ストーリーがどうなってるのか
テレビを確認しようとするレディの口に
ストロベリーを含ませ
「ふ……食べて良いぞ。」
とだけ喋る。
『へっ?…いいの?』
と念の為確認。
「ああ。かまわん。」
『モグモグ…』
ゴクッと飲み込みそうになった時
「まて。飲み込むな。」
と凄まれる。
『んっ!?!?…』
何とかとどまった様子のレディだけど、
『……???』
と、頭にハテナを浮かべている。
そして、バロンは右の掌を
レディの目の前に出して
「返せ。」
と言う。
『…?( ˊᵕˋ ;)』
レディも俺も理解不能。
「バロン…どういうことなんだい?
レディも分からないって顔してるよ?」
そう言うと
「俺の苺だ。返せ。」
と、まるで口の中のものを出せと言っているよう…
レディもそう考えたのか
フルフルと首を振り
器に入った苺を指さして
『んー!』
と訴える