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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第1章 告白の返事



『ふふっ…仲良しだねぇ

あ、そだ!

ミューちゃんの好きな
ケーキ屋さんの前通ったから
皆に差し入れ買ってきたよぉ~♡」

そんなふたりの一触即発も
彼女の前では塵芥。

「なに!…///
お、覚えていたのか…」

『当たり前でしょ
覚えてるよ〜(*´︶`*)b』

「じゃあ俺がお皿…用意するね?」

『ありがと~^^』

レンが颯爽と動き、
先輩方はご馳走に目を輝かせています

すると、〇〇さんが
こちらに近づいてきて

『トッキーも一緒に食べよ?
みんなには内緒だけど、
トッキーにだけコーヒー買ってきたんだ♪』

と言って
私に耳打ちをして、
そっと紙袋から
〇タバのブレンドコーヒーを
出して手渡してくれます。

「っ……///
はい///」

私だけが特別のように感じて
さっきまで皆さんにかけていた
恋人のような言葉たちも
すっかり忘れてしまいます。

先輩方が腰掛けている
パイプ椅子に私も座ると、
ダイニングを囲む家族のようです。

「お待たせ~!」

と言いながら
レンがお皿とフォークを人数分
持ってきてくれました。

「あれ?イッチー
コーヒーなんて持ってたっけ?」

と、レンに鋭いところをつかれますが、

「え、ええ。…まぁ。」

「まぁ、舞台では
不味いコーヒーしか飲めないもんな?」

「フッ…確かに。
そんな台詞があったな。」

「ええ。」

黒崎さんとカミュさんのフォローで
なんとか乗り切れたようです。

『わ〜!
どれにしようかな?

ミューちゃんから選んでいいよ?』

そんな腹の探り合いをぶった斬る
〇〇さんの可愛い声。

「なっ!?」

全員がなんでカミュから!?という顔を向けると

『え〜?
だってミューちゃんが
教えてくれたケーキ屋さんだから…( .. )』

と、少しシュンとする彼女と

「フン…当然だろう?」

と、とても気持ちがよさそうな
カミュさん。

彼女のシュン顔にやられた私たちは

「まぁ、仕方ないね…」

なんて、諦める。

カミュさんが選んだあとは
『せーので指差そう?』といって、
全員バラバラのものを所望したので
とても平和にティータイムを過ごせました。


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