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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第18章 人生の転機



ひとまず、
シャイニング事務所の敷地から出るために
車を走らせる菱。

敷地を出たあたりで

『…やっぱり条件を突きつけられた。』

と切り出す〇〇

「条件……なんだったんです?」

恐る恐る聞くと

『1つはうちの会社を買収したいってこと。
もう1つは……私が4人と別れること。』

と返ってくる。

「なっ!!
やはり…バレていましたか。

それに会社のことだって…
…やっぱり…裏があったんですね。」

『うん。
でも、デザイナーの話
…私は前向きに考えたい。
この機会を逃したくない…』

この言葉に一瞬
息を飲む菱。

『そして、彼氏も手放したくないし、
会社も渡したくない(^^)』

と付け加える〇〇に
ホッとした様子で

「さすが社長!

やっぱりそれくらい欲張りでないと。」

と、笑顔になる。

『ふふっ…もちろん
手を貸してくれるよね?』

「当たり前です!

ただ、4人の事も知られているとなると

相手もそれなりに
手強いですよ。」

『だね…

返事は来週の水曜日にすることになってるから、

それまでに
相手の条件を覆せるだけの
武器を手にしておかないと。』

「1つは特大の武器がありますから

これを磨き上げましょう。」

『……だね。』

2人はニヤリとなんとか
口角を上げながらも
額には汗が見える。

強大な敵(大手事務所)を前に
強がって見せているようだ。

**

シャイニング事務所
社長室

シャイニング早乙女が外を眺めていると

「コンコン…
お呼びでしょうか?」

と、龍也ではない
秘書のような男が入ってくる。

「ミスター黒木、
彼女の会社が逼迫している状況に
変わりはありマースか?」

「いえ、依然として
ギリギリ持ちこたえている状況です。」

「会社の買収…彼女にとっても
悪い話ではないはずデース

but その話の時も明らかに
怪訝な顔をしまシタ。。。

もう少し彼女たちについて
調べてくだサーイ!」

と、言われ

「承知しました。」

と頭を下げる秘書の黒木。

そして、社長室をあとにした。


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