第17章 代替品の恋慕
「でぇ?
瑛一とキミはどう言う関係なわけ?」
とナギに言われ、
HE★VENSに追い詰められる。
『へ………
どういうって……』
チラッと瑛一を見ると
(言ってもいいのか?)
というジェスチャーを受け
みんなの圧に
『……(コクコク』
頷く。
「元カノだ。
そして、もうすぐ
ヨリを戻す予定…だ。」
と、ニヤリと口角を上げながら告げる瑛一。
余計な一言に
『なっ…』
と、抗議しようとするが
「ええーーー!?!?!?」
とそれよりも大きな声に遮られる。
そして、もっと顔を見せろと
皆が私を囲って我先にと押し寄せてくる。
『ひっ…(=_=)
(この圧なんなの…
やっぱ、HE★VENSコワイ)』
「瑛一、コイツの何がそんなにいいんだ?」
大和にそう聞かれ
「フッ…コイツの演技はイイ。
自分の魅せ方がわかっているし、
自己プロデュースも
芸能人として超一流だ。」
と一切の躊躇なく答える瑛一。
『…//』
そう言われて悪い気はしないが、
『瑛…』
「だが、1度別れているのだろう」
とシオンがまた〇〇の言葉を遮り、
いよいよHE★VENSだけで
会話が進んでいく
「その理由は聞くな。
お互い未熟だったということだ。」
「しかし…今は…SSSに…
集中するべき…とき…」
「でもなぁ、俺ははーちゃんに告ったし
瑛一のことなんも言えんわ。」
恋愛してる場合かという綺羅の言葉に
そんなの関係ないねといった様子のヴァン。
「…まぁまぁ、
兄さん…本気で言ってるの?
ヨリを戻すって。」
2人を宥めながらも
瑛一に鋭い視線を向ける瑛二。
「…本気だ。俺は…な。」
またまたニヤリと口角を上げ、
〇〇の方を見つめる瑛一をみた
メンバーが再び〇〇に向き直る。
お前はどう思ってるんだと
言わんばかりの視線に
『わ…私は…』
と言葉を発する…
その瞬間
バンッと扉が開く
「〇〇さんっ!」
とトキヤが現れる。
『!!』
驚いてその場の全員が固まる。
『トッキー!//』
彼が迎えに来てくれたことが
何より嬉しくて
思わず顔が綻ぶ〇〇
すると、カミュと蘭丸も後に続く。
「〇〇!無事か!?」