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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第17章 代替品の恋慕




チラッと横をみると

『……zzZ』

眠ってしまったようだ。

「……ったく。

どれだけ無防備なんだ、お前は。」

住所を聞きそびれた瑛一は、
自分たちの寮に一旦連れ帰ることにした。


**

HE★VENS寮の共同リビング

瑛二とシオン、ナギが談笑している中、
扉が開き、

「戻った。
瑛二…少し手を貸してくれ。」

と、瑛一が帰還する。

「おかえ…ぅえっ!?

〇〇さん!?どうして…」

瑛一にお姫様抱っこされた〇〇をみて
瑛二がギョッとした顔で驚く。

「色々あってな……
送り届けようとしたんだが、
住所を聞く前に寝てしまった。」

「うえー、なになに…
って、この人この前の□□ 〇〇じゃん。

瑛一、やっぱりただの元共演者じゃないでしょ。
どういうことか説明してよ。」

瑛一と瑛二の手でソファに寝かされる
〇〇の顔をまじまじと見下ろすナギ。

「………あぁ。
こいつが目を覚ましたらな。

…俺の判断で話す訳にはいかない…」

同じく〇〇を見下ろしながら
そう答える瑛一。

その様子を見たシオンが

「……目覚める時を待つしかない…
ということか。」

と呟き、

「…だね。」

と瑛二が答える


**

『……ん……』

「………目が…覚めた…」

目を覚ました〇〇の目に、
綺羅が映り、

『……!?!?!?』

驚きのあまり声が出ない〇〇。

「おはよう。〇〇ちゃん^^」

それからヴァンの姿…

『おはよ…ゴザイマス…』

物凄いスピードで
寝るまでの過程を思い出して

『( ゚д゚)ハッ!…瑛一!
寝てた!
ごめんなさい!』

とソファで華麗に土下座するヒロインに

「はぁ………
俺は大丈夫だが、

念の為、音也と寿 嶺二に連絡しておいた。」

『??なぜその2人に?』

「QUARTET NIGHTと
ST☆RISHで連絡先を知っていたのが
この2人だからだ。」

その言葉に
ポケットの中のスマホを確認すると

ミューちゃん、ランラン、トッキーから
鬼電がかかっていた。

『…(=_=)』

邪魔しないと誓っていたのに
大大大迷惑をかけていて
自分をぶん殴りたくなる〇〇。

1人100面相をしている所に



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