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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第17章 代替品の恋慕



**

『初めまして…ではないけど、
今日からよろしくお願いします^^』

と、〇〇がまず挨拶したのは
桐生院ヴァン。
今回〇〇たち家族が闘う相手だ。

「〇〇ちゃんやん!
よろしゅうお願いします〜。

ほんまに女優さんやったんやなぁ。

この前と全然雰囲気ちゃうやん!」

と、ほぼ初対面から軽〜い感じ。

だがこの圧に負ける〇〇ではない。

『そうですかね?

前回お会いした時は地味でしたからね^^』

と返すと

「なんや、気にとめられんかったこと
気にしとるん?

安心しいや、

今日のアンタはめっちゃ可愛いから。

わい、惚れてしまいそうやわ~」

冗談なのか本気なのか
全く本心が掴めない彼に

『うわ……かるっ…』

と言いながら
ゾゾゾ…っと
身震いしてみせると

「ひどいなぁ^^

わいは皆に本気なんやけどなぁ…」

と、ムスッとするポーズをとるヴァン

『それが軽いって言うんでしょ…

そのグイグイ来る感じ…
瑛一と気が合いそーですねー(=_=)』

適当にあしらってレンの所に行こうとすると

「……そういえば、瑛一のなんなん?」

と、急に真剣な表情で
低めのトーンになるヴァン。

一瞬気圧されたが、

『……本人から聞いたらいいじゃないですか?^^』

と、笑顔で返し、
ヴァンとは反対の方に歩いていく。

「んーっ、やっぱ手強いなぁ^^」

後ろでボヤくヴァンを置いて。

**

レンをキョロキョロと探していると

なにやら思い詰めた表情の彼が
小休憩用の椅子に座っているのが目に留まる。

近づいていくと
レンも〇〇にに気がついたみたいで
少し表情が和らぐ。

『……久しぶり^^

…でもないけど、
この前はあまりお話できなかったから』

と声をかける。

「あぁ…桐生院ヴァンには会ったのかい?」

『うん…さっき。
なかなか掴めない人だね。』

横に腰掛けながら
そう言うと…

「うん…本気が見えない…

正直ガッカリしてる。。」

と、ガッカリしている自分を
少し疑っているようにも見えるレン

ヴァンの演技がすごくよかったらしい
という音也の言葉が少しだけ気にかかっているようだ。


『……クス…
レンくんがそんなこと言うの珍しいね^^』

と言うと





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