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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第17章 代替品の恋慕




顔合わせ当日

主役のメンバーは既に
顔合わせと本読みを済ませていて

後日参加となった〇〇の役は
原告の妻役、つまり
怪我をした男の子の母親役だった。

『原告の妻役、□□ 〇〇です。

よろしくお願いします。』

スタッフを含めたチーム皆に挨拶をして、
監督、プロデューサーに挨拶をする。

『また呼んでくださってありがとうございます^^』

「この前QUARTET NIGHTの写真集出てたでしょ?
□□ちゃんとまた一緒に仕事したくなってさぁ^^」

『えっ!!手に取ってくださったんですか?^^
嬉しいです!
って言っても主役は
QUARTET NIGHTの皆さんですけどね。』

「久々に嶺二くんとの共演も見てみたいね〜^^」

『機会があれば是非〜^^』

なんて言っていると
奥にレンを見つけ、

『あ、じゃあ
演者の皆さんにも挨拶してきますね^^』

と、その場を後にする。

まずは主役の2人…といきたいところだが、
正直この2人はもう顔見知りなので
先に夫役の俳優と子役の子に話しかける。

『妻役の□□です^^
よろしくお願いします』

「よ、よろしくお願いしますっ」

少し気弱そうな感じだが、
5年前くらいからちょこちょこ脇役で
見るようになった俳優だ。

そして少し屈んで、

『母親役の□□です^^
好きに呼んでね?』

と年長さんくらいの男の子に
伝えると、

「よ、よろしくお願いします。
ぼ、ぼく…修斗(しゅうと)って言います。

〇〇ちゃん…て読んでもいい?」

と、少しモジモジしながら言われて

『…キュン( ´͈ ᵕ `͈ )♡』

としてしまう〇〇。

『いいよ〜^^
今から主役のお兄さん達に
挨拶に行ってくるから、

その後一緒に遊ぼっか?』

と言うと

「うん!」

と元気になる少年。

〇〇にとっては初の母親役で
少し緊張していたが、
子供の笑顔に一気に安心した。




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