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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第16章 とあるメンテの日



寝室side

「それでは準備も整いましたので、
始めさせて頂きます。

今回はアロママッサージなので、
ご準備頂いたビニールシートに
私が持参したシート、バスタオルを敷いております。

ですので、お客様のベッドが汚れることは
恐らくないかと思いますが、
万が一何かありましたら
クリーニング代は弊社で負担しますので
仰ってください。」

『は、はい…』

とうつ伏せになって答える〇〇は
紙ショーツに紙ブラでその上を
ボタン付きのバスタオルで胸まで覆っている
さらに、大きなバスタオルを
代田に掛けられ、全身がすっぽりと隠れている。

「あ、…あと、私がいつも持ち歩いている
噴霧式のアロマディフューザーも枕元に
置かせて頂きますね。」

と、忘れてましたと言わんばかりに
バッグから取り出して
スイッチをONにする代田。

『へぇ…これは初めてです。』

感心する〇〇に、

「今回使うアロマオイルと同じ、
リラックス効果のある香りなんですよ^^」

と笑顔で対応する。

この頃には〇〇の警戒心は
ほとんど無くなっていた。

蘭丸とレンが静かに扉を開けると
〇〇の足の裏だけが見え、
あとはバスタオルで覆われている。

「……(何も見えねぇ…)」
「……(だね…しばらく様子を見よう…)」

ベッドの枕側を向いて施術するため、
扉が少し開いていることなど
中のふたりは全く気づく気配がない。

「では…はじめていきますね。」

と、〇〇に掛かったバスタオルの
左足部分だけを捲って、
〇〇の紙ショーツの左半分が見える状態になる。

2人からしたら衝撃映像だが、

〇〇としてはいつものことなので
あまり気にならない。
施術者が見えないので、より違和感が無いのかもしれない。

「オイル…少し冷たいかもしれません。」

『はい』

オイルを掌に馴染ませて
ふくらはぎから太もものあたりまで
伸ばしていく。

「力加減…強すぎたら言ってください」

『は、はい…
大丈夫です。』

男性の手のひらの大きさと
力強さに驚きながらも

(これはこれで気持ちいいかも…)

なんて考える〇〇。



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