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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第16章 とあるメンテの日




(ち、ちゃんとしてる…

男性だからって
みんながみんな、
私に興味あるわけないんだから。

…自惚れてた…恥ずかしい//)

と、代田の誠意に
少し心を開き、迎え入れる。

しかし、

『ではこちらへ。』

と背中を向けた時、
彼の口元が僅かに緩んだことを
彼女は知る由もなかった。

「……立派なお宅ですねぇ…」

リビング内をキョロキョロと見渡す代田

『そ、そんなことは…

あ、こちらの階段から2階です。』

そんな様子を
書斎の扉の隙間から
覗き込むレンと蘭丸。


書斎side


「やっぱ男じゃねぇか。」

「まったく…
レディはなんでこう、
俺たちを逆撫でするようなことを
するんだろうね…」

と、扉の隙間からヒソヒソと
会話する蘭丸とレン。
その額にはピキキと血管が浮き出て見える。

「まぁ、レディのことだから
あの女性の施術師が代打で送り込んだ人を
無下にできないとか
そんなんだろうけど…」

「ったく。
今日俺らが居なかったら
俺たちの寝室でレイプされてたかも
しんねーんだぞ。」

「本当に…
自分の魅力が分かるまで
まだまだ体に教えてあげないといけないね…」

「……だな。

2人が寝室に入って暫くしたら
覗きに行くぞ。」

「そうだね。

念の為、
サングラスくらいはして、
顔を隠そう。」

と、書斎に積まれた
ダンボールの中から
パーティグッズを取りだし

鼻と髭がついたメガネをかけるレンと
紐を引くと目がカシャカシャと瞬きする、
あの芸人(ザ〇シショウ)が使っている
眼鏡をかける蘭丸。

「蘭ちゃん…ふざけてるよね。」

「ふざけてねぇよ。

お前だろ。
ふざけてんのは。」

「それ前見えないでしょ。」

「見えねーが、
こんな奴が急に現れたら

ビビんだろ。」


「そ、それはそうだけど……

………じゃあ…いくよ?」

「……ああ。」

一通りふざけた後に
真剣な表情で
扉をそーっと開ける。

スリッパを脱いで
抜き足差し足で
2階まで上がり、
2人にバレないようにソーッと扉を開ける。

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