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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第16章 とあるメンテの日



『ら、ランランまで…///

2人とも…ありがとうだけど…///

なんか恥ずかしいよ…//』

2人に挟まれて
指を絡めて手を繋がれ、
甘い言葉を囁かれる…

ドキドキと心臓がうるさく鳴る。

『……///』

「レディ…//」
「〇〇…//」

と、2人の唇が迫ってくるところで…

ピンポーン

とチャイムが鳴る。

〇〇はハッとして
バッと立ち上がり、
2人のキスを交わす。

「…残念…」
「…チッ」

残念がる2人を残して

インターホンに出ると

「お待たせしました。
佐呂(さろ)さんの代わりに来ました。
この度はご迷惑をおかけして申し訳ありません」

と、若い男性がモニターに写る。

『……
(お、男の人だ…
どうしよ、…
でも、代わり
この人しか居なかったってことだよね

ここで帰ってもらうと
佐呂さんに気を使わせることになるかも…)

……は、はい』

と、明らかに声のこわばる〇〇は
渋々門のロックを解除する。

「……?
さっきの声…
男だった?」

と、心配そうな顔をするレンに

『ううん。
声が低めの女の人!

さっ、2人ともまた隠れてね^^』

と何とか乗り切ろうとする〇〇。

「でも、なんか顔色悪くねぇか?」

蘭丸も心配そうにしている。

『そ、そんな事ないよ〜

さっき、フェイシャルも
やってもらったから
白くなってるだけだよ^^』

そう言いながら、
2人の大男を書斎まで追いやり

2人が中に入ったのを確認してから

パタパタと玄関先に向かう。

ガチャ…


「この度は、ご迷惑をおかけして
本当に申し訳ありませんでした!」

扉を開けてすぐに
深深と頭を下げられて

『だっ、大丈夫です( ˊᵕˋ ;)
頭をあげてください

は、早く、中へ!』

誰かに見られることを警戒して
素早く玄関に招き入れる〇〇。

「あ、改めまして、
佐呂の代わりに担当させていただきます、
代田(よだ)と申します。

女性をご希望だったと思うのですが、
生憎、本日手が空いているのが私しかおらず、
申し訳ないです。

もし、あれでしたら…

ここでキャンセルいただいても
問題ありませんので^^」

と、丁寧な挨拶と説明を受け

『……いいえ!とんでもないです。
御足労頂きありがとうございます^^』


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