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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第15章 まばゆい



**

一方

「ねぇ、〇〇って誰?どういうこと?」

と、瑛一に詰め寄るナギ。

「言っていただろう。
共演経験がある…それだけだ。」

といいつつ、〇〇の向かった方を
じっと見つめる瑛一。

「ほんとにぃ?それだけ?
いつ共演したわけ〜?
大分パッとしない感じだったけど~?」

と疑いを隠せないナギに
少しムッとしながら

「ほら、外にもセッシー居ないみたいだし、
寮内を探してみよう」

と、ST☆RISH のメンバーを
寮の中へと誘導するレン。

「そうだった!
セシル、どこ行ったんだよぉ~」

と、音也が急いで中に入り、
ほかの面々もそれに続く。

「それでは失礼します。」

とペコッとお辞儀するトキヤと

「はい!今日はお騒がせしてすいません( ˊᵕˋ ;)」

と頭上から汗を吹き出す瑛二。

そして、パタンと閉じられた扉に向かって

「まったく…忙しないやつらだ。」

と瑛一が、吐き捨てるように言う。

「ここから出てきたっちゅうことは
あの子はシャイニング事務所の人なん?
ここの演者との共演なんか
デュエットプロジェクトみたいなことがない限り
社長が許さへんのとちゃう?」

と、ヴァンは〇〇に興味津々。

「〇〇さんはシャイニング事務所じゃないよ。

…でもなんで居たんだろう?

この前レイジング事務所にもいたし…」

と瑛二がうーん…と考え始めると

「っだーっ、なんだっていいだろ?
早く帰ろーぜ。」

と頭を掻きながら
もう興味がなくなった様子の大和

「……そうだな。
…シオンを…置いてきている……」

「ああ。…帰るぞ。」

綺羅と瑛一の言葉でシオンのことに
頭を切りかえ、帰路に着くHE★VENSたち。


この後
シオンとセシルのデュエットが上手くいくのは
また別の話。

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