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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第15章 まばゆい




**

〇〇side


「それは大変でしたね…

でも、カミュ様からの
お仕事を頂けたのは
大きいですね。
(この子のメンタルのためにも…)」

『そうなの。
ミューちゃん、いいこと言うんだから^^』

菱の車で今日の出来事を
共有していると

「あ、そういえば!
あなた宛てのメールが
会社に届いていました。」

と、話題を変える菱

『メール?』

「出演依頼です。」

『……なんの?』

「ドラマです。」

『えー、珍しっ』

「ゲスト出演みたいですよ^^」

『へぇー!』

と、相槌をうちながら、
社用のスマホでメールを確認する〇〇

要するに
法廷ドラマ「風と炎」の、
原告側でゲスト出演して欲しいとの事。

『…法廷ドラマかぁ…経験ないかも。
関連ドラマ見漁ろう〜^^』

なんて、呑気なことを言っていると

「弁護士役、神宮寺レンらしいですよ。」

『えっ!?ほんと!?
より楽しみかも〜!٩(ˊᗜˋ*)و

今日はあまりお喋りできなかったし。
(そんな空気じゃなくて…)』

「クス…そうですね^^

ただ、ドラマ撮影に入る前に
今手懸けている舞台衣装の仕上げは
終わらせた方が良さそうですね。」

『確かにそうだね!
あと何週間かあるから、
なんとか納品できるようにしよ』

「ええ。」

そして今日の出来事を反芻しながら
ST☆RISHとHE★VENSの面々を思い返す。

(皆キラキラしてたな…

皆の輝きを邪魔しないように…
支えられるくらい強くなるから。)

同棲はまだ解消されたままだが、
副業でも新しいことが上手く行き、
本業もそれなりに仕事を貰えている〇〇は
人生で1番順風満帆なときを過ごしている。

(皆、たくさん頑張ってる
だから私も頑張るんだ…

皆が安心して帰れる場所に
なってみせるからね…)

そう心の中で誓いながら、
未来の自分の姿に夢を馳せる。

きっと大丈夫……きっと……


END


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