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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第15章 まばゆい




「テメェ…
あいつと共演してやがったよな。」

と、〇〇に詰め寄るのは日向大和。
あいつというのは兄である日向龍也のことだ。

『ひっ…(=_=)
(な、なんでこんなに詰められてんの…
HE★VENSこわっ)』

なんて少し及び腰になる〇〇。

その様子をみた瑛二がすかさず

「ヴァンさん!大和!
そんなに〇〇さんに詰め寄らないで。

…怖がってるでしょ( ˊᵕˋ ;)」

と、〇〇を守るポーズをとる。

その背中にほっとしていると、

ガチャ…

「騒がしいな。
まだいんのか……よ…」

と、金髪の少年が出てきて
何事かと目を丸くする。

「翔ちゃん!どうしたんですかぁ〜?」

と、さらに後ろから
背の高いメガネの少年が、
翔の背中を押すように出てくる。

「いって!
押すな!バカ!」

と、転げそうになった翔が
ガードしている瑛二の目の前にくる。

「チッ…またゾロゾロと…」

と大和に舌打ちされるなか、

「愛島が居ないようだが…大丈夫だろうか」

「セシル大丈夫かな~」

「大丈夫だよ。セッシーなら、
って……レディ!」

真斗、音也に続き
レンまでも扉から出てきてピタッと足を止める。

「わっぷ…
レン…急に止まらないでください//

って、〇〇さん!」

レンの背中にぶつかって
鼻あたりを擦りながら

視線を群衆の方に向けると
紅一点、自分たちの恋人を見つけるトキヤ。

『お、お疲れ様で~…す……』

瑛二の背中に隠れるようにしている
彼女に少しムッとして

「こっちにおいで…」

と、腕を引いて自身の方に
引き寄せるレン。

「なんだ?知り合いか?」

と、翔が聞くと

「聖川にはこの前話したろ?
裁縫の名人…だよ( •ω- )☆」

と、少し冗談めかして
彼女への気持ちを悟られないようにするレン。

「なっ!…貴女が…」

『ちょっと、レンくんどういうこと?
裁縫の名人??(=_=)』

久々の恋人との再会に喜びたい反面
これだけのアイドルに囲まれて
お腹いっぱいになっている〇〇

「レン…〇〇さんの肩を離しなさい。」

そんな様子の彼女を見て
パシッとレンの腕を払うトキヤ


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