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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第15章 まばゆい



**

『じゃあいくね。』

「ああ…」

部屋の扉の前で
振り返って控えめに手を振る〇〇。

『頑張ってね…
応援してる……』

少し名残惜しそうにする〇〇の
腰を抱いて唇を奪う。

『…ンンっ////』

軽く優しいキス。

「……//
あと少しの辛抱だ。

そんな物欲しそうな顔をするな。」

『うん……///

って、物欲しそうな顔はしてないっ( ˵>ㅿ<˵ )』

そう言ってカミュから離れ、

『体には気をつけてね』

ガチャ…

と言い残して
〇〇はカミュの部屋をあとにした。


**

廊下を歩き、先ほどの
部屋の前を通るが、
今はもう扉は閉められ、
ST☆RISHだけの声が聞こえる。

(よかった…瑛一に会わなくて済みそう…)

エントランスロビーに到着して、
ほっとしながら

ガチャリ…

と、大きな扉を開けた時

「ーー…しかないだろう…」

「そうだね。
シオンと話をしなくちゃ」

と、HE★VENSの面々と鉢合わせる。

『…っ!!(げっ…)』

全員が一瞬こちらに目をやるが
副業モードの私に関心がない人が殆どで

ササッ…と

玄関前のアプローチ階段を降りようとする〇〇

(声かけないで…声かけないで…(=_=))

呪文のように心で唱えるも、

「〇〇さん!今帰りですか?」

と、瑛二に声をかけられ、

ピタッと固まる体。

「う、うん…まあ…。」

瑛二のほうに向き直りながら
そう答えると、

「だぁれ?知り合い?」

と、聞くのは帝ナギ。
瑛二の腕に抱きついて
警戒しているように見える。

「うん…まあ、
どちらかというと兄さんの知り合い」

その言葉に全員が瑛一の方を見る。

「こんなところで会うとは。
お前とはやはり運命なのかもな」

と、この状況を面白がって
〇〇の方にニヤリと笑みを浮かべる

『だ、だいぶ語弊がありますねぇ…^^
知り合いっていうか、
共演経験があるだけですよねぇ…』

引きつった笑顔でいうと、

「共演?」

と、興味津々なのは桐生院ヴァン。

「そういえば…みたことが……ある。」

と、少し警戒しながら
視線を向けるのは皇綺羅。



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