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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第14章 告白



『そうだね…
あと3回しか残ってないんだね〜^^』

と、寂しそうに微笑む〇〇。

2人の間に沈黙が流れ…

事務所の出口に
どんどんと近づいていく。

「………あのよぉ…」

その沈黙を破るのは蘭丸。

『ん〜?』

進行方向を見ながら
返事をする〇〇。

「舞台がおわっても…
お前と一緒にいたい…って思っちまってる。」

と、急な告白に

『へっ!?!?』

足が止まる〇〇。

「一緒にいたい…っていうのは、
その…プライベートな時間も
お前と過ごしたい。

お前よりも、お前の体を大事にしてやる。」

こんなことを
いつもぶっきらぼうな男に言われて
靡かない女なんているのだろうか…

『……
(しまった、油断してた…
ランランまで……//)』

「返事はすぐじゃなくてかまわねぇ。」

そう言ってスタスタとまた歩き始める蘭丸。

『ちょ…待って…////』

その背中を追う〇〇に、

「あー……それまで、
これ、付けとけ。」

と、シルバーのピンキーリングを渡す蘭丸。

『これ…
(たまにランランがお洒落でつけてるやつ…)

…大事なものなんじゃないの…///』

「あぁ…だから、失くすなよ?
お守り代わりだ。」

リングは〇〇の人差し指には
少し大きくて、
親指にはめる。

『……//
(ぴったり…//
てことはランランの人差し指と
私の親指って…//)』

なんて考えていると

「何してる…
もう出るぞ。」

と声をかけられて
慌てて事務所のエントランスを出る〇〇

蘭丸とバイバイして
これからどうしよう…なんて考えながら
菱の運転する車に乗り込む。

『……ただいま…』

「おかえりなさ……
って、ん?
もしかして打ち合わせ上手く行きませんでした?」

と、そんな様子の〇〇をみて
不安げな表情をする秘書。

『あ、ううん!
打ち合わせは上手くいったよ!』

「打ち合わせ”は”…ですか。」

色々と聞きたいところだが、
久々の〇〇の出勤日に
あれこれと溜まっている仕事があるので、
菱は深追いせず、
オフィスまで車を走らせた。



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