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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第14章 告白



蘭丸side

17公演目の前の貴重なオフの日

社長に呼ばれて嶺二と2人で
シャイニング事務所に来ている蘭丸。

話が終わって1人事務所の、廊下を歩いていると

扉の少し開いた部屋から
何やら聞き覚えのある声が聞こえる。

「この修正ですけど…
こ…んな感じで…どうですかね」

「イメージ通りです!」

「何着分ありますか?」

「7人組なので…7着…
それぞれ統一感ありつつ、
別デザインにしようとしてて…」

「なるほど…でしたら、
こういった装飾も付けられますよ( ¨̮ )」

と、事務所のスタイリストと
〇〇に似た声との会話が聞こえる。

蘭丸が開いたドアから少し覗き込むと

いつもの大人キレイめな服装ではなく、
ブラウスにパンツ…
まるでキャリアウーマンな姿の〇〇。

ほんわかした話し方はあまり変わらないが、
話している内容に知性を感じて
いつもとのギャップにドキドキする蘭丸。

(言ってた副業か…
うちの事務所とも取引あんのかよ…)

しばらく凝視していたが、

「それではこの内容で
早急にお見積書を提出するようにしますね^^

またデザインの変更ありましたら
連絡ください^^」

と、ペコッとお辞儀をして
扉の方に歩いてくる〇〇。

蘭丸は慌てて
数歩引き下がり、

ガチャと出てきた〇〇と
バッタリ会ったかのようなフリをする。

『ぁ…あれっ!?!?

ランランだぁ~(。☌ᴗ☌。)』

さっきまでキリッとしていた表情が
蘭丸を見た途端に
人懐っこい笑顔に変わる。

「お、おう……//」
(な、なんつー破壊力…//)

聞き耳を立てていた自分が後ろめたくて、
何となく視線を合わせられない。

「今日オフだろ。
休まなくていいのか?」

と、休みの日まで働いている彼女を
労わるような台詞を言う蘭丸。

『うん^^
今日は貴重なオフなので副業^^』

「チッ…休めよ」

と、〇〇よりも〇〇の
身体を心配しているようだ。

『もしかして心配してくれてる?』

と、蘭丸を見つめる〇〇に
ドギマギしてしまう。

「あ、ま、…まぁそうかもな。

あと3公演だからな。
ここで、体調崩されたら困るっつうか……」

途中からモゴモゴと
声が小さくなる蘭丸に



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