第14章 告白
すると、付き合えると確信したかのように
パァッと明るい表情になり、
顔の周りに花が見える。
『いや、あの……』
(答えを先延ばしにするだけなんですけど…)
とは言えず、
〇〇が言葉に詰まっていると
「そうですね!確かに。
今は舞台に集中しないとですね!
分かりました。
では舞台が終わってから、お返事が頂けることを
楽しみにしています。」
と、ルンルンのまま
退室するトキヤ。
『……(こ、断れない空気……)』
いよいよ結論を、出さないと…
〇〇は大きな宿題を抱えたまま、
その後の公演スケジュールをこなしていくことになる。
そしてもちろんもう1人も…