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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第14章 告白



**

カミュside

初日公演が終わったあと

御手洗から出てきた〇〇を
待ち伏せるように通路の壁際に立つカミュ

すると

「〇〇…腕を見せろ…」

と声をかけるカミュ。

『へ?…うん…』

〇〇が腕を差し出すと
鞭で掴まれた腕が
少し赤くなっている。

「すまん、当たった。」

腕を掴み、優しく撫でるカミュ。

『あ、うん、全然大丈夫だよ?
むしろもっと強く来てくれても平気(* ᴗ͈ˬᴗ͈)』

と女優魂を見せる〇〇。

「…//
俺が、完璧でない自分を許せんからな。
次は上手くやる。」

と〇〇の腕を悔しそうに
見つめながら
患部に冷えたハンカチを当てるカミュ

『あ、ありがとう(>ㅿ<;;)
…つ、次は上手くいくのを願ってる…//』

そんなカミュの指先が触れたところから
じんじんと熱を感じる〇〇。

暫く腕を離してくれないカミュに

『…?///』

と、視線を向ける。
その瞳の奥は熱を秘めている。

「…//」

カミュも〇〇に熱い視線を向ける。

そして…

「……おい。//」

『…はい…//』

「そんな目で見つめるな…//」

『……ぁ、ご、ごめんなさい…//』

そう言われてカミュの瞳に
見惚れている自分に気がついて、
サッと視線を逸らす〇〇

少しの沈黙のあと…

「……お前……」

と、カミュがグイッと〇〇を
引き寄せる。

『ふぇ…っ!?//』

その強引さにされるがままの〇〇。
さっきそんな目でこっちを見るなと言ったカミュが
次は〇〇の瞳に吸い込まれるように
じっと見つめてくる。

そして、

「……俺のモノになれ。」

と、唐突に告白される。

『は、はい!?!?!?//』

(な、なんですって!?//)

あまりの唐突さに
聞き返してしまう。

「2度は言わん。
返事は、今じゃなくていい。」

それだけ言い残して
パッと手を離し、
〇〇から少し距離をとって
控え室に戻っていくカミュ。

『……///
(な、なんでドキドキしてるの…//)』

あまりにも突然に色々と起こりすぎて
頭がついて行かない〇〇は
カミュのハンカチを握って
呆然と彼の背中を見送ることしか出来なかった。


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