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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第14章 告白



「あっ…ほら、2人とも喧嘩は辞めたみたいだよ。」

とレンが2人の方に目をやる。

「何だかんだ息もあってるし…
フフッ…喧嘩するほど仲がいいってやつかな?」

というレンの言葉に

「神宮寺…貴様は喧嘩というものを
理解していないようだな。

争いというものは元来、
同レベルの者の間にのみ生じるもの

これは言わば、
上位の者が行う指導と、
下位の者の反発だ。」

と、反論と蘭丸に対する煽りを返すカミュ。

「殴んぞ。」

そして、その言葉に拳を握る蘭丸。

「クス…お手柔らかにね…」

「楽しそうだな、レン。

マスターコースじゃ、
てめぇは真斗と喧嘩ばかりだったろ。」

という言葉に

『マスターコース?』

と、カミュに聞く〇〇

「我が事務所の
先輩が後輩を指導してやる制度だ。」

『へぇ…
じゃあ、ランランがレンくんを指導してたんだ?』

「あぁそうだ。」

と、耳打ちで話すふたり。

レンの
喧嘩したつもりは無く、
真斗に洒落が通じないだけだ
という言葉に

「…どうでもいいが、
もうちっと落ち着け。」

と呆れた様子の蘭丸。

「そんなつもりはないんだけどなぁ…」

と、困った顔をするレン。

そこに

「クス…さしものレンも
黒崎さんには適わないようですね。」

とふたりの会話に少し可笑しくなってしまうトキヤ。

「あ?テメーもすっかり
リラックスしたみてーじゃねーか。」

という蘭丸の言葉に

「お陰様で、緊張は解れました。

今日の舞台、
ファンの視線は私が一身に集めますので
ご了承ください。」

と胸に手を当てて紳士なポーズで
挑戦的な視線を向けるトキヤ。

「ほう、言うものだな…

黒崎、こういう勝負なら
貴様も歓迎であろう?」

「ああ。それなら受けるぜ。」

と、受けて立つという表情の先輩2人。

「……さぁ、そろそろ時間だ。」

と蘭丸、

「OK、会場で待っているレディ達に」

とレンが言った途端、

ガタッと4人が立ち上がって

「最高にクールなゲームを!」

とまるでカメラが 回っているかのように
声を合わせる。

『ふふっ…息ぴったりだね…』

遅れて〇〇が立ち上がると

タイミングよくスタッフが
5人を呼びに来て

スタンバイに向かう。

以上が公演初日の控え室の様子。


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