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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第14章 告白



そして携帯を見て

「フッ…セシルのやつ
一丁前に俺の心配かよ。」

と嬉しそうに笑う蘭丸。

『……//
(皆なんだか可愛い…
ランランもあんな顔して笑うことがあるんだ…//)』

なんて考えている〇〇。

「カミュさんは確認されないのですか?」

と、トキヤが
携帯に見向きもしないカミュこう聞くと

「メールなど気が向いた時に確認すれば良い。
緊急ならば他の連絡方があるだろう。」

「……はぁ…」

『……(。-_-。)
(ミューちゃんは相変わらず…)』

するとバッと蘭丸が立ち上がり

「まだ時間があるな。

俺は少し体を動かす。」

「いってらっしゃ〜い」
『いってらっしゃ〜い』

と、レンと〇〇がその背中を見送る。

すると化粧台と鏡があるスペースで
おもむろに筋トレを始める。

「ふぅ…皆さんと話したおかげでしょうか…
かなりリラックスできた気がします。」

トキヤがこういうので

「それはよかった。」

と笑顔になるレン。

「レンは随分、余裕がありますね。
…少し羨ましいです。」

『確かに…舞台初めてとは思えない。』

「…そうかい?
ま、俺は蘭ちゃんともバロンとも仲良しだから。」

とレンが冗談混じりに言うと

「「誰がだ」」

と、2人から鋭いツッコミ。

『…クス…(息ぴったり)』

「ふぅ…つれないね」

そんな2人の様子に肩をすくめる。
そして、

「それに、俺の役は
口が達者で交渉上手。
相手の油断を誘って情報を引き出すんだから、
自分が固くなってる訳には行かないよ…」

と続ける。

「そうですね…

私も、幕が上がれば
完璧な演技をお見せするつもりですよ?

冷静沈着な一流スパイとして。」

と、意気込むトキヤ

「マルチタイプで計画的な情報収集が得意。
フッ…イッチーにピッタリの役だね。」

「…クス…ピッタリかどうかは分かりませんが
トキの性格は少し、
私と重なるところがありますね。

しかし、それだけに
違うところの演じ方に悩みました…」

「…確かに、ある程度自分と似た役だと
実際には絶対言わない台詞なんかがあると
戸惑うよね…」

『……(確かにトッキーは悩んでたなぁ…)』


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