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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第14章 告白



「差し入れでしたら、
私も預かってきています。」

『(゚O゚)!!…(トッキー参戦した!)』

ここでトキヤが会話に割って入り

「んっ!?」
「なにっ!?」

と反応する2人。

「寿さんと…音也からですが…

先輩お2人は
甘いものと高カロリーな物を好まれると伺いましたので
そのようにリクエストしておきました。」

と箱を取りだし
パカッと開ける。

子供のようのパァっとした表情になる
カミュと蘭丸に

『クス…(可愛い//)』

なんて思っていると
レンも同じことを考えている様子。
2人で笑いあっていると

「レーズンサンドか…

ん?クンクン…僅かに異質な香りが…」

「クンクンクン…ワサビか。」

「間違いないな…」

と不穏な空気…

「チッ…嶺二のやつ…仕込みやがったか…

おいレン、毒味しろ…」

と、急に無情なことを言う蘭丸。
まるで暴君だ。

「ぅえっ!?俺かい?」

さっきまで蚊帳の外で見ていたレンは
巻き込まれてびっくりしている様子。

「てめぇ辛いの得意じゃねぇか。」

「あのぅ……割って調べればいいのではないでしょうか…。」

「なるほどな」

「違いねぇ…」

**

またスパイの駆け引きの話で盛り上がっていると

ブーッ、ブーッと
スマホのバイブ音が鳴り、

「おっ、イッチー、メールじゃない?」

とレンがトキヤの携帯を指し、

「そのようですね…

…誰でしょう。」

と画面を確認するトキヤ。

「…あぁ…」

「どうしたんだい?」

「…音也からです。
”舞台頑張ってね”と…

こんな直前にメールして、
返って集中力を削ぐことになるとは、
考えないのでしょうか…」

「イッキは緊張知らずだからね。」

という会話を聞いて、

(ST☆RISHの一土木音也くんかぁ…
仲良しなんだなぁ…)

なんて考える〇〇。

そこに

ピリリリ…

とレンの携帯にもメールが。

「おっと…俺にもくれたのかな…」

内容を確認して

「クス…嬉しいね…」

なんて微笑むレン。

「今、セッシーと一緒にいるのか…
てことは…」

というのと同時に
カミュと蘭丸の携帯も鳴る。

「蘭ちゃん、メールだよ!
多分セッシーから!」

と携帯を投げるレン。

それをキャッチして

「っ、…投げんな」

と言う蘭丸。


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