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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第14章 告白



公演初日

初日からトラブル続きで、
5人同じ場所で待機してくれということで

〇〇が4人の控え室で
当たり前のようにくつろいでいる。

ルーティンなのか、
日課の編み物で精神統一している。
いや、ただ普段通りリラックスしているだけ
かもしれない。

今はトキヤと2人だけ。

トキヤが考え事をしながら集中していると

ガチャ…

と控え室の扉が開く。

「イッチー!レディ!帰ってきたよ」

『あ、お帰りなさ〜い』

「照明のことでちょっと話があるんだけど…
…………聞こえてないのか?」

〇〇とレンがトキヤの背中を
見て、お互い見つめあって頭に?を浮かべる

もう少し大きな声で

「イッチー!…おい、イッチー!」

と呼ぶが

「………」

聞こえていないようだ。

「……はぁ…参ったなぁ…」

『……(すごい集中……)』

レンとトキヤの様子を見て
こんなことを感じる〇〇

すると痺れを切らしたレンが
サッとトキヤの背後に近づき

「イッチー…ちょっといいかい?」

と話しかけ、

「なっ!?」

と、ビクッと肩を震わせるトキヤ

「っ、あぁ…レンですか…

突然後ろに立たないでください。」

真面目な顔をしてこんなことを言うトキヤに

『…クス…(え〜……)』
「クス…」

と笑いながら、目が合う2人。

「ぁ…何度か声をかけたんだけどね…

今、スタッフに廊下で聞いたんだけど、
三幕(クライマックス)の照明、
変更になったんだって。

これ、詳細。」

と、スタッフに渡されたであろうプリントを
トキヤに渡す。

「ありがとうございます。」

と、目を通すトキヤ。

内容を見て

「……黒崎さんと、カミュさんは?」

と尋ねるトキヤ。

「…俺は知らないけど、
まだ戻ってこないってことは
別のところで説明を受けてるのかな

2人は直接影響あるところだから。」

「…そうですね。」

と、レンの言葉に納得した様子のトキヤ

「しかし、イッチーは相変わらず
すごい集中力だね」

「初日が肝心ですからね…」

なんて会話をしながら
蘭丸たちを待つ。





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