第14章 告白
数日後
トキヤside
「…あの、今日、一緒にお昼どうですか?」
稽古場の端の方で水分補給をする〇〇に
こういうトキヤ。
トキヤの少し切羽詰まった雰囲気に
『あ、…うん
全然大丈夫だけど、
皆に聞かれたくなかったら
近くにいいお店あるから
そこ行く?』
と、了承する。
「あ、ありがとうございます!」
トキヤの表情が少し柔らかくなったのをみて
『いえいえ^^」
と返事を返す。
**
お昼休憩
「この2人の掛け合いのところで
悩んでまして…」
『うんうん…』
「私自身あまり人の話を聞く…
タイプでは無いので、
どういう表情でいたらいいのか…
と悩んでまして…」
『ふふっ…確かに。
あまりイメージないかも^^
…あ、でも…
トキ自体そういう
人とコミュニケーションとること
慣れてないわけだから…
今のトッキーの迷い…というか
戸惑いみたいなものを残している方が
自然なんじゃないかな?』
メイン料理を頬張りながら
ニコニコとトキヤの話を聞いて
助言をしてくれる〇〇。
「……確かに…
そうですよね。
なんだか難しく考えすぎていたようです。
ありがとうございます。」
『いえいえ…
こんな感じでよければ
いつでも相談してください( ¨̮ )』
「……あの…」
『はい?……』
「また…食事に誘っても良いですか?
…その…2人で。//」
少し照れた表情で
デートに誘う許しを乞うトキヤだが
『はい^^
いつでも、ご相談お待ちしてます^^』
と、伝わってない。
「あ、いや…相談以外でも
誘ってもいいですか?」
この言葉にデートに誘われていると
気がついた〇〇は
『あ、は、はいっ…///』
と、照れながらこう返事を返した。
その後、
他の作品や演出についてを
語り合い、お昼休憩はあっという間に終わった。
**
稽古場
「…今日は楽しかったです
午後からもよろしくお願いします^^」
『いえいえ。
あそこ静かでお客さんも少ないから
結構行くんです。
また行きましょう^^』
「はい!」
なんて言いながら
稽古場に戻ると
「じゃあもう一度、
お2人のホテルのカフェラウンジでのシーン
お願いします^^」
とスタッフに言われ、
仕事モードに切替える2人。