第14章 告白
『あ、いえ、違うんです…
決してそういう訳では( ˊᵕˋ ;)』
頭上から汗が吹き出すのが
見えそうな勢いで焦る〇〇を見兼ねて
「レン…いい加減にしなさい。
□□さんが困ってるでしょう。」
と、トキヤが諌める。
『あ…神宮寺さんも、どうぞ…( ˊᵕˋ ;)』
と、シュークリームを
手渡ししようとする〇〇に、
「レン…でいいよ?」
とからかうようにグイグイくるレン。
『えっ、…じ、神宮寺さんじゃ…
ダメですか?』
しかし、〇〇も譲らない。
上目遣いでレンをじっと見つめる。
「ダメ…って言ったら?」
レンも仕返しに上目遣いで、
見つめ返すと
『う……では、レンくんで。//』
〇〇が押し負ける。
「クス…じゃあ、それで^^」
ようやくシュークリームを
受け取ってくれて
ほっとする〇〇。
そして、
『一ノ瀬さんも…どうぞ。』
と、トキヤにも手渡しすと
「ありがとうございます。」
と普通に受けとってくれて
ほっとする〇〇。
(変な汗かいたよ〜( ˊᵕˋ ;))
なんて考えながら最後に
自分の分を箱から取り出す。
「…とても美味しいです。」
と、トキヤの一口食べた感想を聞いて、
『…良かったです( ˵>ㅿ<˵ )
実は前から気になってたけど
私も食べたことなくて…』
なんて話したあと
ほかの3人は…と、見渡すと
蘭丸は既に食べ終えていて
カミュは口に含んでもぐもぐしているところ…
レンはあと2口分くらい残っているところ…
「本当…甘いのに少しサッパリもしてて
何だか不思議な感じ(*^^*)」
そこにようやく1口目にありつけた〇〇は
『ん〜!!
本当だ!美味しい〜♡(。☌ᴗ☌。)』
と、ほっぺたが落ちそうなポーズ。
すかさず、
『カミュさんのお口にも合いましたか?』
とカミュの方を見つめると
「あぁ…悪くない。」
と、口を拭いながら答えるカミュ。
「悪くない…って、
彼にとっては褒め言葉だから
気を悪くしないでね」
と〇〇を気遣うレン。
『ふふっ…はい^^』
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こんな調子で
いつの間にか4人の中に
溶け込む〇〇。