• テキストサイズ

【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第14章 告白



さすがのレンも
今まで出会った女性の中で
1番の手練が現れたのか、
心を掴まれかけている。

「…そ、そうなんだ…//
そう聞いて安心したよ^^
(あれ…なんだろう…
何だか、主導権を握られてる気分…//)」

『心配してくれてありがとうございます(*^^*)』

そんなことを話していると

「おい…シュークリームはまだか。」

と、腕を組んで
ぶっきらぼうな声を出すカミュ。

自己紹介のときの雰囲気と全く違うカミュに

『えっ!?』

と、面食らってしまう〇〇。

「おい…執事キャラはどうした。」

と、蘭丸がすかさずフォローを入れるが、

『あ、いいです!
素でいて貰えた方が安心できますから。』

と、蘭丸を止めに入る。

『シュークリームですよね。
このままでいいですか?^^』

と、ケーキ用の箱を開けて
ワックスペーパーに包まれた
シュークリームをそっと手渡す。

「…かまわん。」

手と手が触れ合って
少しドキッとする〇〇。

『あ、ごめんなさい…//』

「…いや、」

そんな様子をみて
少しムッとするレン。

「じゃあ俺は
あーん…で食べさせてもらおうかな?」

と口を開けて
冗談めかして言う。

「その前に、俺が先だ。」

と、後輩にシュークリームを
先に取られまいと
隣に座る〇〇の前に掌を差し出す蘭丸

『え?…あ、はい^^』

レンの様子を気にしつつ、
今度は触れないように…と、
慎重に蘭丸の掌の上に
シュークリームを置く〇〇。

「ありがとな…」

と直ぐにバクっと口に含む
蘭丸ははみだしたクリームが
口元についてしまう。

『ふふっ…慌てなくても、
無くならないですよ…( ¨̮ )』

と、すぐにナプキンで
蘭丸の口元を拭いてあげる〇〇は
まるで恋人のようだ。

「……わ、悪い…///」

と、蘭丸の照れた顔を見て

『あっ、ご、ごめんなさい…///
私…つい…///』

と、先程蘭丸の口を拭ったナプキンを
クシャッと握って、
反省といった様子で膝上に手を降ろす。

「…レディ…それってわざとなの?
いじらしいね…//」

と、俯く〇〇の顔を
覗き込むように机に突っ伏すレン。


/ 281ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp