第14章 告白
『そ、それよりも
…皆さんのことをお聞きしたいです^^
アイドルが本業ですよね?
…ハードスケジュールじゃないですか?』
と4人を心配するような様子。
「今回はシャイニング事務所主催だからな。
それなりにスケジュールは配慮されている。」
と、無愛想に答えるカミュ。
「ま、それでも稽古のスケジュールを入れると
結構ハードだよね。」
と、レンが答える。
「それは貴様らの実力がまだまだだからだ。」
と、ズバッと返すカミュ。
『クス……
先輩、後輩同士…仲が良いんですね?』
2人のやり取りを見て
安心したような表情の〇〇
「……いや、なんでそうなる?」
さっきまで弁当に夢中になっていた蘭丸が
思わずツッコむと
『言いたいことが言える関係なんだなぁって、
いいなぁって思っちゃいました(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”』
と、またも柔らかい雰囲気に
持って行ってくれる彼女。
「……
(凄いです…
やはり、芸歴が長いだけあって、
クセの強い共演者と上手くやっていくコツ
みたいなのが分かっているのでしょうか……)
正直、
先輩方と□□さんとの共演と聞いて
かなり緊張していましたが、
教わることが多そうで、
緊張している場合じゃないですね…」
と、素直な気持ちを伝えるトキヤ。
『そ、そんな大したものじゃないよ( ˊᵕˋ ;)
でも、監督も前に舞台でご一緒したことあるし、
スタッフさんも何人か知ってる方がいたので、
少し安心しました。
これは芸歴長い人の特権かもですね(。☌ᴗ☌。)』
と、謙遜しながらも、
トキヤの言葉を否定しない〇〇
「……事務所に所属してる俺からすれば、
レディの方がよっぽど大変そうな気がするけど
そっちは大丈夫なの?」
と、ちゃっかり彼女の隣をキープしている
手の早いレン様は
〇〇の椅子の背もたれに手を回す。
一瞬ビクッとして
『だ、大丈夫…ですよ。//
昔事務所に所属していた頃に
お世話になった人達との繋がりもあるし、
自分で営業行ったりするのも
結構楽しくて…
それに、自分で仕事量調整できるので
気楽でいいんです(。☌ᴗ☌。)』
と、レンに照れた表情で上目遣いする大女優。