第2章 新しい家
『そ、そうかな…
今のは不本意だよ^^;』
パタンと扉を閉じながら
階段の方に戻っていく〇〇
『案内は以上なので、
皆は引き続き
お部屋のお片付けやってね〜( ¨̮ )』
そう言われて
カミュ以外は全員自室に戻っていく。
「おい、カミュ
お前〇〇に何かしでかしたら
扉開けてっからすぐ分かるからな!
何もすんなよ!」
俺は捨て台詞を吐いて
自室に戻る。
レンとトキヤも言葉にはしなかったものの、
自室の扉を開けたまま
にしているようだ。
「フン…
貴様が気づけぬように
色んなことをしでかす術はある。
防げるものか。」
カミュが何かをボソッと
言った気がしたが
気のせいか…?
〇〇とカミュは階段をおりて
リビングのソファに腰掛けている。
2人で紅茶とコーヒーを飲みながら
ゆっくり過ごしている様子だったが…
**
1時間後
荷解きを驚きのスピードで終わらせて
あともう少し…というところで
コンコン…
と開いた扉をノックする音。
振り返ると
「蘭ちゃんすごいね。
こんなスピードで終わっていくものなんだね。」
とレンが壁にもたれかかって
こちらを見ている。
「あー、お前は残り、終わったのか?」
「うん。ようやく終わったから
今から降りようと思って。
ついでに
蘭ちゃんの様子見に来た^^」
「おー、俺もひと休みすっかな。」
と下を見下ろすと
いつの間にかカミュ1人になっていた。
「なんだ、もう終わったのか?
つまらん。」
コーヒーカップに口付けながら
つまらなそうにするカミュ
「当然だ。
お前と〇〇を
2人きりにしてたまるかよ。」
「…?で、肝心のレディは?
どこ行ったの?」
「………まぁ落ち着け。」
「…?落ち着いてるだろ。」
「……〇〇なら…」
「……なんだい?
怖いんだけど…」
「………風呂場だ。」
「「んなっ!?!?////」」