第14章 告白
すると、
ぱぁっと明るく可愛らしい笑顔で
『いいんですかっ?』
と、良い返事。
トキヤはそんな彼女にドキッとする。
七海春歌以外に初めて感じる感情。
そして、いつの間にか
残り3人に追いつかれていて、
「クス……
男だらけの部屋に入るのは…
レディも色々と気遣うだろうから、
喫食スペースに行こうか?」
とレンが紳士ぶりを見せる。
「俺はいいや…ソファで寝てる。」
「……フン…貴様ら2人で行くんだな…」
蘭丸とカミュは興味が無いのか
控え室に残る雰囲気…
「あっ、私…皆さんとのお近づきの印に、
和三盆シュークリーム…
持ってきたんで、
お弁当と一緒に取ってきますね^^」
と、控え室に戻る〇〇。
結局、
ガチャ…と
〇〇が控え室を出ると
『お待たせしました……
って、あれ?
お2人じゃなかったんですか?』
扉の前で待つ4人の男たち。
「……この2人も□□さんと
話してみたくなったそうです。」
と、そっぽ向く先輩2人のことを
チラッと横目にみながら
少し困ったような表情をするトキヤとレン。
そんな4人の様子を見て
『ふふっ…そうなんですね^^
…では、行きますか。』
と、喫食スペースに向かう5人
スペースには5人以外居らず、
5人掛けの丸テーブルで
お弁当を食べ始める。
「あ、すいません、
急に声をかけてしまって…」
黙々とご飯を食べる〇〇に、
謝罪をするトキヤ
しかし、
『私、舞台凄く久々で…緊張してて、
声をかけもらえて凄く嬉しかったです(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”』
と、お礼をいう〇〇。
その一言に
「久々…とは思えない演技力だったけど…」
と、意外そうな顔をするレンに
『そ、そうですかね…
本読みから張り切りすぎちゃったかな…//』
頭上から汗が見えそうな〇〇が答える。
「あ、□□さんは先輩ですから、
敬語じゃなくて大丈夫ですよ?」
と、トキヤは
年齢も芸歴も上の女性に敬語を使われることに
違和感があるのか、そんなことを提案する。
『あ、はい…
も、もう少し慣れたら、
徐々にタメ口になってくると思います…( ˊᵕˋ ;)』