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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第13章 Mighty Aura



(真面目でストイックな
トッキーならではの悩みだね…)

〇〇は珍しく弱音を次々にこぼすトキヤの
手を握ってずっと頷いていた。

「……すいません。
長々と話してしまって…」

バーッと喋って少し心が軽くなったのか
表情に余裕ができるトキヤ。

『……答えになってるか分からないけど…

トッキーの言ったことは間違ってないし、
伝え方も間違ってないと思うよ。』

ハッキリとした口調で
トキヤの目を見る〇〇。

「で、ですが…」

『今回、トッキーが1番目だったから、
そう感じたのもあると思うの。

例えば、来栖くんが1番だったら…
やっぱり、HE★VENSの様子を見て
トッキーと同じことを言ったかもしれない。

だとして、
トッキーは来栖くんのこと、
突き放したりするの?
上を目指すのを諦めたりする?』

そう言われて
ドキッとするトキヤ。

(確かにそうですよね。
翔の様子を見て、
みんなで話して…
翔にこんなことを言わせてしまって申し訳ない…
とまで思うかもしれない。)

『瑛二の事だってそう。
瑛二には瑛二の才能があって、
トッキーにはトッキーの才能がある。
他の人も同じ。

ST☆RISH 対 HE★VENSであっても、
トッキー 対 瑛二の個人戦じゃない。
結局はグループでどうかでしょ?』

「……はい。」

『大丈夫。
皆、トッキーと一緒に上を目指したいと
思ってくれるはずだから…』

「はい。」

『まぁ要は、
トッキーの大好きなST☆RISH
を信じなさい…ってこと!』

と、縮こまっているトキヤの頭を
わしゃわしゃと撫でる〇〇。

「〜っ////はい!」

『お、声が大きくなったねぇ。』

「……クス…〇〇さん、
なんか、離れている間に
一段と逞しくなってませんか?」

と、トキヤに言われ

『あ、わかる?

今、色々と頑張ってるところなの。
アナタ達を1番近くで応援するためにね。』

とウインクで返す〇〇。

「…?どういう…?」

『まだ秘密(*´罒`*)』

頭に?を浮かべるトキヤと
にししっと笑う〇〇

「貴女、秘密多すぎますよ…
鳳瑛一のことだって……」

『え、その話聞いちゃったの!?
瑛二のやつめ〜(=_=)』

そのあとは、
久々の再会に色々な話をした2人だった。


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