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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第13章 Mighty Aura



**

クリーニング車で
シャイニング事務所の寮まで
トキヤを送迎して

『じゃ、頑張ってね。』

と送り出す〇〇

「はい。」

車から出かけたトキヤを

『トッキー!』

と呼び止める〇〇。

「はい?」

『私にいつもココが可愛い、素敵って
言ってくれるみたいに、
みんなの素敵なところ、伝えてあげたらいいよ。

凄く嬉しいものだから。』

そう言って
じっとトキヤの目を見つめる。

「……クス……はい。

では、行ってきます。」

『ニコ…行ってらっしゃい。』

トキヤは菱にもペコッとお辞儀をして

「〇〇さんをお願いします。」

と言い残して
去っていった。

**

帰り道、
車の中で菱と〇〇の2人だけ。

「……イケメンでしたね。」

と言う菱の目線は
前を向いたまま。

『ね。久々に見ると
トッキーの破壊力ヤバイわ。』

窓に肘をついて、
今日はもう疲れたと顔が語っている〇〇。

「違いますよ。
□□様がです!」

と口元を緩める菱。

『うえっ!?

あ…そ、そう?///』

と、驚いてから
照れた表情に変わる〇〇

それからふと窓の外を見つめる。

コンペに採用されたので、
他の衣装についても考える必要がある。

これから大忙しになる2人の今後を
想像しながら
窓の外の景色をずっと眺めていた。


**

数日後

「デュエット曲完成しました。」

というメッセージと共に
MVと、瑛二とぎこちなくピースをした写真が
トキヤから送られてくる。

そして、

『動画ありがとう。
上裸のところ、なんかイヤらしいね。

ちゃんとCDも買ったよ。』

と、CDと2ショットの自撮りを
送ってあげる〇〇

「厭らしくないです。
CDも送ったのに。」

と、返事が返ってきて、

『自分で買うことに意味があるの。

私の方もそろそろ
QUARTET NIGHTの
Pick me(写真集)出るから送るね〜!』

と、さらに返すと

「自分で買います。
自分で買うこと意味があるんで。」

と返ってくる。

こんなやり取りに笑ってしまう。

「□□様!そろそろ再会しましょう」

という菱の言葉に

『はーい』

とスマホ閉じてその場を後にする。

(皆…待っててね)


END

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