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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第11章 SSS選考ライブ



「ほら行くぞ…」

ランランに肩を抱かれ、
リビングの方へ
強制送還される。

菱と最後に手を振りあってバイバイして、

レンくんたちが
菱を玄関先に見送ってくれる

**

『もう、酷いよ…
菱もみんなの事応援してくれてたのに
あんな態度とって…』

「貴様があやつと接近しすぎなのが悪い。」

膝枕をご所望のミューちゃんの頭を
なでなでしながらお説教すると、
相変わらずの減らず口。

「それに、癒せと言った俺に
最初に言う言葉がそれか?」

とちらっと顔をのぞき込まれて

『わかったよ…
もう今日は小言言わない。

本当にお疲れ様…// ナデナデ』

「ん…//」

ガチャ…

「〇〇ちゃん、
ひっしー、帰ったよ^^」

「なかなか騒がしい人ですね…^_^;」

と、リビングに戻ってくる
後輩2人組。

『ありがとぅぅ~(。>ㅿ<。)

2人の方がよっぽど大人で助かる〜』

というと

「どういう意味だ。コラ。」

と、私の左半身を抱き締めて
頭に顎を乗せてぐりぐりとされる。

『いてて…

本当のことでしょ~。

それに、重い〜……//』

ぐーっと体重をかけられて
重いけど、
甘えてくれてることが嬉しい。

「言いながら喜んでんじゃねえか。」

『んふふ…//
2人が甘えてくるの珍しいから
なんかお姉さんになった気分//』

と笑いあっていると
レンくんとトッキーが
斜め向かいのソファに腰掛ける。

2人にもハグを…と思って

『ぎゅってする?』

って聞くと

「する!」
「します!」

って即答。

『クス…

おいで?』

ってすると、

2人がぎゅーって
右肩と左肩に
顔を埋めてくるから

「苦しい…」

って全員でミューちゃんを
生き埋めにしてるみたいで
面白い。

『よしよし…
みんな頑張ったねぇ…

感動したよ~。

私、ちょっと泣いちゃったもん。』

って、しみじみ言うと…

「俺たちの歌…凄かったろ?」

と、ランラン。

「私達の歌も、最高でしたよね?」

と、トッキーまで。

『うん…うん。

ほんと…すごく良かった。

ファンのみんなも熱狂してたのが伝わって
会場で見られなかったのが残念』

「でもまさか、HE★VENSが登場するとはな。」

ミューちゃんが充電完了とばかりに
起き上がり、テレビの音量をあげる。



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