第11章 SSS選考ライブ
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「す、凄いことになったわね…」
『……うん…
はぁぁ~……
真剣に聞きすぎて
息するの忘れてた…//』
「でも、また波乱が起きそうね…」
『そうだね…』
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〇〇side
ライブも終わり、2人で一通り仕事の話をしてから
菱が、帰宅する。
『今日は本当にありがとう』
「いいわよ。
じゃあ、また明日お迎えにあがりまーす」
『よろしくお願いしまーす^^』
と言っていると
サーッと
レンくんの車が
帰ってくる音が聞こえた。
『あ、皆帰ってきたかも!』
「じゃあちょっとだけ挨拶して
帰ろうかな」
『え、あ、そう?…( ˊᵕˋ ;)』
「早く帰れみたいな顔すんじゃないわよ。」
と言い合っている間に
「ただいま戻りました。」
と、トッキーが
ガレージと廊下を繋ぐ扉から
帰ってくる。
『おかえりなさい』
ぎゅ、として
おでこにチューされていると
「あー、腹減った。」
「早く入れ愚民が」
「あんだと?」
と、扉の前で
喧嘩しながら帰ってくる年長組
そして、
「ただいま〜…
って、あれ?ひっしー来てたんだ?
いらっしゃい^^」
と、何事もないように
2人を追い越して
扉を抜けてくるレンくん
「お邪魔してます^^
って言っても、もう帰るところ」
レンくんに近づく菱の腕を
ぎゅっと抱きしめて
離れろってしながら
『みんな、お帰り〜
お疲れ様~^^』
と笑顔を向ける。
「いたたたっ!
なにすんのよ!」
『菱は近づいちゃダメっ』
「誰も私の事なんて見てないわよ(=_=)
この鈍感娘!」
『んなっ!?なにをぉ…(=_=)』
2人でおでこをぶつけて
いがみ合っていると
グイッと力強く腕を引かれて
菱の顔が遠のく。
『わわっ//』
そして、ランランとミューちゃんの腕に
すっぽりと収められて
「大変申し訳ありませんが、
私たちは先に部屋に戻らせて頂きます
お嬢様もお気をつけてお帰りください^^」
と、執事モードで菱に伝えるミューちゃん。
俺様モードにしなかったのは偉いけど、
目が(さっさと帰れ。愚民!)って言ってる。。
「ムキャーッ、言葉は丁寧なのに
さっさと帰れって聞こえるの腹立つっ!」
『ご、ごめん、菱…(=_=)』