第11章 SSS選考ライブ
さっきまでのSSSの選考ライブの様子が
NEWSでも取り上げられ、
HE★VENSの乱入や、
QUARTET NIGHTの辞退宣言について
キャスターたちがコメントしている。
そして、
”「ここで、緊急速報です。
SSSのオープニングアーティスト決戦ライブ
が行われることが
SSS審査委員の協議の結果仮決定したとの
情報が入りました。
決戦ライブの出場者紹介や詳細を説明するための
特別番組が来月の〇日に
放送される予定とのことです。
以上、速報でした。
続いてのニュースは……」”
『とくばん……』
「いいね。」
みんなの高揚している顔を見て
私まで胸が熱くなってくる。
私も何か出来ることないかな…
なんて考えるけど
何も思い浮かばない。
菱から言われた
私にも価値があるという言葉を信じたい。
具体的な方法は思いつかないけど、
私も頑張ってみんなを支えよう。(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
「クス…
なんだか、〇〇さんまで
出場しそうな表情ですね」
と、トッキーに言われて
『あ、っ、ごめん…( ˵>ㅿ<˵ )
私も皆の邪魔しない程度に
応援しようって思って…//』
と、照れくさくなってしまう。
「あぁ。
頼むぜ。
俺たちの幸運の女神様」
と、ランランに頬にキスされる
『す、すでに役に立ってない
女神でごめんね…( ˊᵕˋ ;)』
「俺たちがエントリーされたのも
レディの支えがあったからだよ?」
なんて、レンくんが肩を抱くから
『え、…支えれてたかなぁ…( ˊᵕˋ ;)
で、でも、
これからは頑張るっ!
もっとみんなが安心して
帰ってこられる場所になるよ^^』
「十分…お前は俺の癒しだ。
…ちゅ」
と、急にキスしてくるミューちゃん
『ん…///』
「そうですよ…
あのときから、
あなたは私の癒しです。
チュ…」
『ンンっ…///
…あのとき?』
「クス……それは……内緒です^^」
『えー……きになる〜…』
「クスクス…」
**
寝室
「…zzZ」
『…zzZ』
この日はただ皆で
抱きしめあって眠った。
ゆっくりと…
私の中に染み込んでいく彼ら。
彼らの中の一部に…私もなれているだろうか…
きっと…みんなも同じ気持ち…だよね…
END